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【時事ビジュアライズ】業務用タブレットの勝者はアップルなのか?

URL: http://forbesjapan.com/translation/post_8540.html タイトル:業務用タブレットの勝者はアップルなのか ビジュアルシンキングをフル活用している身として、非常に気になるアップルのプロ向けタブレット。 業務用タブレット、ビジュアライゼーションに関連しような市場を分析してみました。 ポイント 法人向けテクノロジーはコンシューマ向けと比較して遅れている デジタルデータを統合し、持ち歩くというニーズがあるのでは すでにプレイヤーは存在しているのでアップルは乗り換えユーザーを狙いにいく ワークスタイルは変わり、コンシューマー向け、ビジネス向けの境界は曖昧になるのでは・・・ 「以前から欲しかった機能がようやく実現したのだ。法人向けテクノロジーは、コンシューマー向けに比べて3-4年遅れていると言われるが、これはその良い例だ」 確実に言えるのは、ビジネスシーンでは現状のタブレットは不十分ではあるということ。ただ、今後、コンシューマー向け、ビジネス向けという区切りもなくなってくるのではないかな・・・ 営業の立場としては、営業先でのプレゼンテーションにタブレットを活用したい!けど、今のスペックでは不十分。 最適と言える理由は、屋外で作業をする労働者や、出先で商談を行う営業担当者らのニーズに応えているからだ。これまでのタブレットは営業担当者には小さ過ぎ、出先で書類に記入するには不便だった。「それでも、営業担当者の多くは、2012年からiPadを使っている」とJason Lemkinは話す。 デジタルデータの統合 〜ビッグデータを持ち歩くワークスタイルへ〜 ビッグデータを持ち歩き、いつでも取り出して分析できるという環境は、この流れでつくられていきそう。 ビジネス向けタブレット市場→ビジュアライゼーション市場 ワコムのような会社は、アップルのタブレット市場参入でものすごい影響を受けそう。 アップルとしては、すでにプレイヤーはいるので、ユーザーの乗り換えを推進していく。 アップル成功の鍵は法人市場でのエコシステム構築 アップルが最も得意とするのは、エコシステムの構築。 iT...

【Newspicks】ホリエモンが語るソニー改造計画

Newspicks有料会員のみの記事ですが、ホリエモンが語るソニー改造計画の特集が非常に良い勉強になったので落書きと一緒にメモ。 こんな企画です。 日本人の多くが愛してやまないソニー。日本企業の象徴とも言えるソニーが、真の復活を遂げるには、経営、テクノロジー、マーケティング面などで何が必要なのか。10年前にソニー買収を計画した堀江貴文氏が、本連載でソニーの分析を担当したアナリスト集団ロンジンの和泉美治アナリスト、泉田良輔アナリスト、椎名則夫アナリストと「ソニー改造計画」を語り尽くす(全4回)。 https://newspicks.com/news/1154969/body/ マインドマップに整理 ソニー改造計画のキーワードを抜き出してみました。 ニッチ市場を狙いにいく事業はスピンオフするべし! ヘルスケアテック分野への進出するべし! ソニーの独自資産である。AR・画像処理の技術活用するべし! 【ホリエモン対談(1)】優秀な経営者がいれば、ソニーはまだまだ行ける 優秀な経営者とは、選択と集中、独自性を発揮できる分野は思い切ってスピンオフする、といった意思決定ができる経営者のこと。 【ホリエモン対談(2)】ソニーが狙うべき、「6兆円市場」のアイデア 【ホリエモン対談(3)】ソニーが「ヘルスケアテック」に賭けるべき理由 ヘルスケアテック分野はソニーの技術と相性がいいとのこと。 逆にエンタメ分野はスピンオフするべきとのご意見。 エンタメ市場は、プラットフォーマーのポジションをとれないと生き残っていけない。  ヘルスケアテックの市場は、ホリエモンが「目の補聴器」という比喩を使い、視覚障害者向けのウェアラブル端末活用について語っているのが興味深かったです。 補聴器のマーケットがどのような仕組みで成り立っているか・・・ ということは応用できそうです。 堀江:メチャクチャ良いことなんです。だから僕は「目の補聴器」と呼んでいるんですけど、補聴器のマーケットはメチャクチャでかいんですよ。 補聴器の場合、保険適用されると原則一律1割負担で買えるんです。たとえば、この補聴器を30万円で出したとすると、本人負担は3万円。この値段なら買うでしょう。もし一個30万...

ビジュアルシンキングを活用して ビジョン駆動型の Webマーケティングを実践する

Webマーケティングを日々実践していると、数字との睨めっこに集中して、結局何がわかったんだっけ・・・という状態になることが多いです。 特に自分はExcelが得意ではないので、格子状の背景に数字をみていると、何かと制限を感じてしまいます。 Google AnalyticsやWeb広告から自動抽出される数字だけでは見えてこない課題が絶対にありますが、機械的にレポートを出して見ているだけでは本質的な課題は見えてきません。 ということで・・・・ Webマーケティングにビジュアルシンキングを活用する方法論を自分なりに整理してみました。 まとめスライドはこちらです。 ワーク形式で取り組めるようにまとめています。 ビジュアルシンキングを活用して ビジョン駆動型の Webマーケティングを実践する from 友貴 黒澤 少し詳細を整理しておきます。 ビジュアルシンキングとは何か?  ビジュアルシンキングを簡単に説明すると 図解 することです。 図解化することで、事象と事象、数値と数値の 関係性が見える化 され、単体では見えにくかった課題を発見しやすくなります。 ビジュアルシンキング×Webマーケティングを考える参考書 この2冊がオススメです。 特に、ビジュアルWeb解析は、実践に裏付けられた方法論が紹介されていて、とても参考になりました。 清水 誠さんは楽天グループのWeb解析も担当していたようです。 清水さんのSlideshare は非常に良質な資料が多いので、ぜひ見てみてください! コンセプトダイアグラムでわかる [清水式]ビジュアルWeb解析  (Web Professional Books) 単行本(ソフトカバー) ‒ 2015/3/17 清水誠 (著)  Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 アリステア・クロール (著), ベンジャミン・ヨスコビッツ (著), 林 千晶 (解説), エリック・リース (編集) なぜビジュアルWeb解析なのか? ビジュアルWeb解析の中で、著者の清水さんは下記のように主張しています。 世の中のWeb解析の...

日本交通の組織変革から学ぶ 〜評価制度から働く意味をデザインすること〜

8月号 のハーバード・ビジネス・レビューのテーマは「営業のモチベーション」 個人的にはピンポイントのテーマでした。 高付加価値のサービス提供をするためには、従業員のモチベーション管理はかかせない。 これは、営業という職種に限りません。 「どのように組織の中に働く意味をデザインしていくのか」 という問いは、マネジメントする立場にある人にとって永遠の課題だと思います。 =================目次======================= 特集記事のみです↓ 営業を本気にさせる報酬制度とは 電通の営業はチームでモチベーションを上げる 誰が本当に優れた営業なのか 報酬制度は事業の成長に応じて変える インセンティブがすべてではない =========================================== P58に、 日本交通のタクシーはなぜ「選ばれる」ようになったのか をテーマにタクシー運転手のモチベーション向上についての特集があります。 勉強不足で知らなかったのですが、日本交通の一時期は負債1900億もあったそうです。 「重要なことよりも、結果が出ることをやれ」 日本交通・三代目社長が、1900億円返済の過程で得た経営哲学とは? http://logmi.jp/23351 タクシー王子、東京を往く。 日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」 (文春e-book) [Kindle版] ハーバード・ビジネス・レビューのタクシー運転手のモチベーション向上のために取り組まれた、下記3つの仕組みが紹介されています。 マニュアルの制定と運用 三段階のキャリアパスを整備 営業所のランキング制度を実施 今回は 三段階のキャリアパスを整備 にフォーカスして、「心理的モチベーション向上」について考えてみたいと思います。 能動的、自発的に仕事をしない人 のモチベーションコントロール タクシー乗務員になったきっかけを、社長の川鍋さんはアンケート調査をしたそうです。 結果・・・・ 圧倒的な一位が「ほかに適当な仕事がなかったから」。 二位が「知り合いがいたから」・・・・・・・ タクシー運転手のみなさんは...

ストラテジック・インテントと意志力革命〜戦略バカにならないで野心から経営をデザインする〜

マッキンゼー、デザインコンサルファームの「LUNAR」社を傘下に http://www.consulnews.jp/2015/05/15/mckinsey_lunar/ ビジネスとデザインが統合される時代に変化してきています。 デザイン思考をはじめとし、デザインコンサルティングという言葉はバズワードになっていますね。 デザインとは、大きな野心を戦略と結びつけること、ということなんだろうな、とも思う今日このごろ。 戦略バカ・分析症候群に陥らないことを、いつも意識するようにしています。 野心や熱がないのに、戦略を実行しようとしても大体はうまくいかない。 5F分析、3C分析、SWTO分析など経営学、マーケティングの分野では様々なフレームワークが開発、活用されていますが、 フレームワーク分析をいくらしても、戦略は生まれないし、競争優位性は育たない。 競争優位性を築くものは何か? 改めて、競争優位性を築くものは何かということを考えたときに、この論文にたどり着きました。 ハメルとプラハラッドは、競争におけるポジショニングは、 外部要因よりも、むしろ内部要因に大きく左右される という仮説を立て、1980年代の欧米コングロマリットと国際的日本企業を比較研究した。 1989年度マッキンゼー賞受賞論文】ストラテジック・インテント:C・K・プラハラッド 「 コア・コンピタンス 」という言葉がこの論文から生まれたそうです。 「 組織の志 」こそ競争力の源という副題がついています。 コアコンピタンンス  コア・コンピタンスとは、企業内部で培ったさまざまな能力のうち、競争のための手段として最も有効なもの。ゲイリー・ハメルとプラハラッドが「顧客に対して、他社には真似のできない自社ならではの価値を提供する、 企業の中核的な力 」と定義した概念。   全社戦略においては、①ドメイン(事業を展開する領域) ②コア・コンピタンス ③資源配分(経営資源の全体的な最適化) に注目する必要がある。 企業のコア・コンピタンスは、ブランド、技術開発力、物流ネットワーク、生産方式、共通の価値観など、さまざまなものがありうる。 例えばスポーツシューズ・メーカーのナイキの場合...

【Break the bias】バイアスをこわして創造性の高い思考をつくるためのアプローチ

ダイヤモンドで イ ノベーターとして有名なZIB A の濱口秀司さんと、マーケット感覚を身 に つけ よ うの「ちきりん」さんが、創造的な思考プロセスについて対談をしていました。 最も創造性が高い思考のモードは、論理と直感の間にある http://diamond.jp/articles/-/74287 創造性が高い思考モードの図 自分の思考プロセスを認識した上で、バイアス(制約)を外し、理想の状態をつくる。 これは、学習する組織で紹介されているシステム思考の考え方と同様だと思います。 リーンスタートアップやUXデザインにおいて、様々な方法論が紹介されていますが、すべて「個人と組織の思考プロセスをどのようにコントロールするか」ということに集約されるのではないでしょうか。 濱口さんが提唱されているイノベーションを生み出すための思考「Break the bias 」の理解を深めようと、 より良い思考プロセスをつくるために、できることを簡単にまとめてみました。 Break the biasを学ぶための濱口さん講演動画 このTED動画はイノベーションの思考プロセスを理解するために必見です。 Break the biasを実践するために活用するフレームワーク 濱口さんの考え方として紹介されているのは、1.2×2マトリックスのフレームワークが多いと思います。2.挙動パターンの図 3.免疫マップはBreak the biasを実践する際に活用できるかなと思っています。 2×2マトリックス 挙動パターンの図 免疫マップ フレームワーク図をもとに紹介していきます。 ① 2×2のマトリックスで整理してポジションをズラす おもしろい企画を考えること で紹介した図です。 濱口さんの考え方の基本原則は「見えないものは壊せない」 アイデアや事象は、そのままでは見えない。マトリックスで縦軸・横軸にタグ付けをして、ポジショニングを考えることで動かせるようになります。 東京大学i.schoolの濱口さんワークショップのムービーが、バイアスを壊すためのプロセスがわかりやすく整理されています。 バイアスを壊すプロセス 典型的な(切り口はなんでもアリ...

マーケティングチームの人材とタスクは「思考」「感情」「行動」のバランスを考える

マーケティングチーム=思考と感情と行動のバランスをとる ハーバード・ビジネス・レビューの「 2020年のマーケティング組織 」という論文にある図・オーケストレートモデルが非常に参考になりました。 2020年のマーケティング組織では、3つの思考タイプを組み合わせて、チームやタスクフォースを組み込むことが大切だと紹介されています。 図で表されているのは、ケーブルテレビ会社のリバティ・グローバルが、マーケティングチームのタスクフォースをどのように設計したのかというものです。 左側が指揮官であるオーケストレーターの存在 真ん中がマーケッターの思考3タイプを説明 右側がリバティ・グローバルのマーケティングチームがどのようなタスクフォースを設計したかの事例 幅広い人材プールから調達 必要なマーケッター人材問題は、身近なリソースに光をあてると解決するケースが多い。 まず見つけるべきは、プロデューサー=マーケティングチームを率いることができる人材です。 CMO(マーケティング責任者)をはじめ、CXO(最高エクスペリエンス責任者)やグローバル・ブランド・マネージャーなどのマーケティングリーダーは、社内外から人材を選び、特別プロジェクトのために短期的なタスクフォースを編成し、オーケストレーターとして機能するようになってきた。 マーケッターの思考3タイプ 思考:データや分析に焦点 感性:消費者エンゲージメントに焦点 行動:コンテンツや制作に焦点 マーケッターは3タイプに分けられる。3タイプ(思考・感性・行動)の中でも、何を強みとするマーケティング組織なのかを認識する。強みを活かすためのタスクフォース(業務比率)を設計することが求められます。 その設計をするのが、最初に紹介した、オーケストレーター=プロデューサーの役割になってきます。 マーケティング・チームは伝統的にゼネラリストが多かったが、ソーシャル・メディアやデジタル・メディアの台頭により、その構成が変化してきた。現在、優秀なチームは「思考」「感性」「行動」という3タイプのマーケッターを揃えている   2020年のマーケティング組織 マーク・デスワーン・アロンズ 顧客ニーズや市場の変化が複雑化し、テクノロジーがも...