タイトル:業務用タブレットの勝者はアップルなのか
ビジュアルシンキングをフル活用している身として、非常に気になるアップルのプロ向けタブレット。
業務用タブレット、ビジュアライゼーションに関連しような市場を分析してみました。
ポイント
- 法人向けテクノロジーはコンシューマ向けと比較して遅れている
- デジタルデータを統合し、持ち歩くというニーズがあるのでは
- すでにプレイヤーは存在しているのでアップルは乗り換えユーザーを狙いにいく
ワークスタイルは変わり、コンシューマー向け、ビジネス向けの境界は曖昧になるのでは・・・
「以前から欲しかった機能がようやく実現したのだ。法人向けテクノロジーは、コンシューマー向けに比べて3-4年遅れていると言われるが、これはその良い例だ」確実に言えるのは、ビジネスシーンでは現状のタブレットは不十分ではあるということ。ただ、今後、コンシューマー向け、ビジネス向けという区切りもなくなってくるのではないかな・・・
営業の立場としては、営業先でのプレゼンテーションにタブレットを活用したい!けど、今のスペックでは不十分。
最適と言える理由は、屋外で作業をする労働者や、出先で商談を行う営業担当者らのニーズに応えているからだ。これまでのタブレットは営業担当者には小さ過ぎ、出先で書類に記入するには不便だった。「それでも、営業担当者の多くは、2012年からiPadを使っている」とJason Lemkinは話す。
デジタルデータの統合 〜ビッグデータを持ち歩くワークスタイルへ〜
ビッグデータを持ち歩き、いつでも取り出して分析できるという環境は、この流れでつくられていきそう。
ビジネス向けタブレット市場→ビジュアライゼーション市場
ワコムのような会社は、アップルのタブレット市場参入でものすごい影響を受けそう。
アップルとしては、すでにプレイヤーはいるので、ユーザーの乗り換えを推進していく。
アップル成功の鍵は法人市場でのエコシステム構築
アップルが最も得意とするのは、エコシステムの構築。
iTunes、iPhone、Apple Storeなどを横串で統合し、一気に携帯電話や音楽のマーケットシェアを獲得したように、法人向けの市場でもエコシステム構築が鍵になるだろう。
Amazonの動きは気になる
Amazonが法人向けに動いてくる可能性は十分にある。
タブレット関連の動きをみると、Kindle Fireを超格安¥4,980で売り出している。これは完全にコンシューマ向け。
AWS クラウドで法人向けの市場はすでに持っているため、Amazonのビッグデータを活用して、どう法人向けのアプローチを仕掛けてくるかは要チェック。