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12月, 2013の投稿を表示しています

【思考整理】マーケティングプランナー・アカウントプランナーの仕事

マーケティングプランナーとかアカウントプランナーってどんな役割があるのだろうか。 一度、自分の仕事を整理してみようと、ふと思った。 自分が考えるマーケティングプランナーの仕事 主にこの3つのフェーズで、事業をともにつくるパートナーとしてクライアントと関わっていくのがマーケティングプランナーの仕事だと思う。 ①分析・調査フェーズ マーケティング・事業戦略のプランニング(Web広告、SEO対策) ②メディア制作・設計フェーズ Webメディア構築と運用(Webサイト、ソーシャルメディア、アクセス解析) ③学習・運用フェーズ 学習する組織とコミュニティのデザイン 最終的には、メディア構築の中で分析し調査して学んだ知識を活かし、どうやってサービスをデザインするのか、イノベーションを生み出すのかということがゴールになると思います。 変わる広告代理店の役割 勤めている会社から考えると、インターネットの広告代理店の営業職となる。 広告代理店の仕事や求められる役割は変化している。 広告枠を抑えることでもなく、単にクリエイティブを考えることではなく、 事業全体の方向性を考えて舵取りをする、組織を市場に合わせて変えていく、 といった役割が強くなってきているはずです。 個人的に考えているのは、学び続ける組織をデザインすることができれば継続したイノベーションを起こすことができるということ。 組織内で学習するだけではなく、ユーザーから学ぶ文化をつくることが、持続性のある事業をつくるためには必要だと考えています。 ここはソーシャルメディアの活用、Webだけではなくユーザーと直接交流するワークショップやインタビューなどの場づくりをプランニングしてあげることも必要になってくるだろうと思います。 必要になってくるスキル ファシリテーション能力 ペルソナ・ユーザーシナリオ作成 データ解析 目標KPI設計 Webデザイン ヒアリング力 プレゼンテーション能力 ネットワーク力 課題発見能力 情報収集能力 学問の分野だと経済学・経営学・メディア学など幅広い分野を学ぶ必要があるだろうな。 まだまだ足りない、というよりクライアントからも外のネットワークからも学び続けないといけない。

マーケッターは経済学を学ぶと視点が広がる

最近は経済学の本を読み直している。 経済学部卒業という学歴をもっていますが、経済学の本は読み込んでいなかった。 素直にわからなかったんです。 なんで経済学を学ぶ必要があるのか、経済学ってそもそも何なのか? ということが。 一方で経営学はわかりやすかった。 戦略や組織の話は、自分が関わっている活動や、何ならサッカーにも考え方が応用しやすかったから。 やはりフレームワークというものは思考を整理するのにものすごく便利であります。 ただ、経営学の理論やフレームワークだけでは限界あるなと感じています。 分析に深みが出ない。 そこで経済学を再度勉強しようと思ったわけです。 経済という枠組みから、組織や事業のことを理解しようとすれば思考の枠組みが変わります。 この組織の動きが経済に与えるインパクトは何だろうか? 市場の動き、顧客ニーズの変化は、他のどの要因と結びついてくるだろうか? 経営から経済という視点の切り替えだけで、自然と出てくる質問が変わります。 しっかりと大学で勉強してきた人であれば当たり前のことかもしれないですが 改めて経済学という分野の重要性を再認識しています。 経済学者は明確な思想、ビジョンをもっている 視点が変わるということだけではなくて、経済学から学べるのは思想やビジョンの必要性。 数式は手段でしかなくて、その根底にある経済学者たちの思想を読み解いていくと面白い。 シュンペーターは企業によるイノベーションの必要性を打ち出しました ケインズは、政府の金利政策の必要性を打ち出しました。 シューマッハは、スモール イズ ビューティフルの考え方を打ち出しました 自分はどんなスタンスで今の経済と関わっていこうと考えているのか ということを、過去の偉人たちから学び、考えさせられます。 経済学と経営学、理論と実践、境界を横断する力 マーケッターには、経済という鳥の視点と、経営という虫の視点。それを貫く思想や哲学を持つことが必要だと思う。 自分がやっていきたいことは、学際的、体系的な知識をまとめて実践=クライアントワークにつなげていく。 理論と実践、どちらかではなくて両方を積み重ねていく。 仕事だけでもなく、研究だけでもなく両方。 IDEOも、スタンフォード大学

「未来の学び」をデザインする

友達から 「未来の学び」をデザインするという本を借りて読む。 学習環境デザインの要素 学習環境デザインは3つの要素で成り立っている。 ①空間 ②活動 ③共同体 3つの要素を 「創造性を発揮するために最適化する」 ことが 今後の学習環境に求められること。 学習は、教科書を暗記するような個人で完結するものではなく 社会的な文脈や共同体に埋め込まれているものである。 人間の学習を「知識の獲得」という個人的な営みではなく、 対話やコミュニケーションから生まれるものであり、その時の状況や文脈からは切り離せないものであることが 明らかになってきています。(レイヴ・ウェンガー) 職場に置き換えると 学習環境というキーワードが本の中にはよく出てくるが 職場環境にも応用できそうだなと感じた。 アップル、IDEO、カヤック、Googleなどのように創造的に働ける環境をデザインしている会社は、創造性を引き出す環境を非常に大切にしている。 できることはたくさんありそうだけど、 一つひとつとTo Doリストにして実施するという発想ではなく 環境に埋め込んで文化として根付かせていく発想が大事だと感じた。 創造的に働こう、そのために環境をデザインしようという目的意識がないと 学習環境デザインは実践できない。 だって、作業なら創造的な環境をつくる必要はないのだから。 実践するとしたら まず実施するとしたら、細かいところからかな。 いや、まずはチーム全員の学習環境デザインの本を読んでもらうことからかな。 ①仮説とテーマ設定 How might we〜 私たちはどうしたら◉◉できるだろうか? この問いから始まる。まず ②発散と視覚化 ・書きながら話、思考は共有すること。学びは文章化して蓄積すること、発展させること。 メモはすぐに共有する。(共有ライブラリーをつくる) ③アナロジーとメタファー ・類似事例(アナロジー)やメタファーにより考えを発展させる。 ④時間軸 ・時間軸をずれす。3年後、5年後にどうなっているのか。未来を考えることは楽しい! ⑤なぜ? ・問いを投げかける。5回のWhy係に自分がなる。深い問いになるようにサポートする。 ⑥休む ・Coffee Breakを入れる。歩きながら考

メディア化を考える際に女性ファッション誌から学ぶ

女性向けの商材のプロモーション企画をするときに、あまりにも事情に詳しくないので ELLEとVOGUEをブックオフで購入。意外にコンテンツがおもしろくて2時間も読んでしまった。 モード系という言葉の雰囲気はつかむことができた気がする。 でも、ELLEとVOGUEの違いがわからない・・・・ 本屋で買うのは店員の目が気になるのと、高いので で過去のものを購入。ELLEが¥350、VOGUEが¥100です   雑誌は普段読んでこなかったのだけど、広告の宝庫だし、影響力強いし勉強しないとだめだな。 改めて、雑誌を読んでいて、 紙の雑誌の企画力、表現方法、発信方法などからデジタルの分野が学べることは 多いなど感じました。 ファッション雑誌から学ぶべき3つの力 とよくあるような形でまとめると ①キュレーション力 ②企画力 ③スタイル発信力 この3つかなと考えています。 ①キュレーション力 ELLEは「ELLEgirl」というキュレーションサイト。 http://ellegirl.jp/ 雑誌の編集会社は、キュレーション(情報を収集してまとめる)力をもともと持っている。 ファッション雑誌であれば、ファッションショーに足を運び、話題のお店に足を運び そこで得た情報を編集して、魅力的に発信する。 Web制作にあたってどこまで、このキュレーションを意識できているだろうか。 あんまりだろうな。 ②企画力 読者に読んでもらうための企画づくり 買ってもらうことよりも読んでもらうことを前提にしている。 読んでもらえるファンがいるから、購買にも転換することはできる。 ファッション雑誌って、タイアップ、企画力のレベルが高い気がしている。 ③スタイル発信力 ファッション誌はその雑誌のスタイルをもっている。 買ってもらうものではなくスタイルで差別化を図り、コアなファンを獲得する。 ファッションってここが鍵ですよね。 独自のライフスタイルを発信していく力って、これからメディア化していく組織により一層求められてくるのだと思う。 商品だけでは差別化を図れないし、価格競争に巻き込まれたら生き残っていくのは難しい。 ファッション雑誌をコンテンツ企画の参考にするのは有りだなと思った。 Webデザイナー西田

クルマの広告 偉大な広告キャンペーンから学びましょう。

クルマの広告。本のタイトルは至って普通。 本を開いても意外と普通に見える。 そう見えるだけで、中身はものすごく濃い。広告、デザイン、マーケティングに関わる仕事をするのであれば絶対に読んでおいた方がいいと思う。 フォルクスワーゲン社の伝説的な広告キャンペーンが、絵本のようにまとめられている。 この本のメッセージを一言で要約すると もっとも優れた広告は読み手の人生観を変える力を持っている。 ということだと思う。 なんと、人生観、価値感を変える広告キャンペーンを作成したのは、当時わずか3人だったDDBという広告会社。なんで、少人数の広告会社がここまで創造的な仕事ができたのだろうか・・・と調べていたら、ものすごく詳しく書かれているブログを発見。 「創造と環境」 http://d.hatena.ne.jp/chuukyuu/archive?word=%2A%5B%C2%E81%C9%F4%20DDB%A4%CE%C3%C2%C0%B8%5D 創造的な仕事ができる環境をつくること。 これは最近の自分のテーマであったからピンポイントでした。 とりあえず、創造と環境のブログと西田さんの本は必読!です。 Think small フォルクスワーゲンの広告キャンペーンを紹介。 1959年にDDBから世に出された広告「 Think small 」 http://www.northern-lights.co.jp/archived/note/nImg/thinkSmall.jpg 小さいクルマ!という価値感を打ち出し、アメリカ人のクルマに対する味方を変えてしまいました。 60年代は、男ならデカイ車に乗れ!と言わんばかりに 大々的にフォードが広告を打ち出していた時期。 「Time」や「Life」といったグラビア雑誌がアメリカでは流行っていたそうな。 フォードが打ち出していたのは「 タキシードと盛装のカップル、幸せそうなファミリー」 フォルクスワーゲンの広告は、車をSimpleに打ち出し、 Think smallというキャッチコピーと簡単なボディコピーだけ。 車ってある種のステータスのようなものだから、時代の雰囲気に購買活動が大きく影響を受ける。 その時代の雰囲気を