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2月, 2013の投稿を表示しています

見沼福祉農園-都市の中で創造的に生きるヒント-

恵比寿から埼京線に乗り、1時間弱。東浦和の駅からバスで20分程のところにある見沼福祉農園。 農園といっても市場で謳い文句となっているオーガニックでもないし、スローライフを志している人たちの集まる場でもない。 何か定義付けされている場ではなく、この場所をどのように意味づけるかは参加者に委ねられているのがオモシロイ。 無目的な場に多様な人が関わり対話を繰り返していく場が居心地が良い。 大学教授・学生・社会人・小学生・フリーター 都市に暮らす人、埼玉に暮らす人、福島の人、島根の人 自然という不確実な環境の中で、一緒に土を耕し、火を囲み、 多様な人を取り込みながら場をつくっている。 この農園にあるのは、 一度のお金とモノの交換で終わってしまう【消費】ではなく、 多様な個人が場に主体的に関わりながら意味づけを行なっていく【参加】 この参加に価値を見出し始めている人が集まっているのだと思う。  都心で暮らしていると、ボタン一つで電気がつき、火がつき、匂いや音をつくることもできる。すごく便利だけれど、自分の身体が弱くなっていく。 弱くなっているというより、変化に対する対応力が鈍くなっている感じかなな。 暴風の中暴風の中農園で作業をしていた感じたこと。 都心では都心で学ぶ機会がなくなっている、【生きる知恵】を自然と人と対話しながら学ぶことができるのが見沼福祉農園なのだろうと思っている。 ・バーゲンセール(価格) ・わかりやすいキャッチコピーつきの商品(言葉) という用意されたもので判断して動くことはできない。 ・人の声 ・音・色・匂い・触感 といった不確実なものを確かめながら判断していかないといけない。 意味づけされたものを消費するのではなく、意味を自分たちでつくっていくことが創造的に生きるということだと思う。あくまで自分の感覚だけれど、都心で暮らし続けていると、創造的に生きる感覚が鈍ってきている。 だから、これから恵比寿で築く地域コミュニティを、都市の中にある農園とつなげていこうと思っている 意味づけを先に行うのではなく、場に関わり、対話を繰り返していく中で、プロジェクトを進めて

テラシネマという空間

白金高輪駅から徒歩10分にある明福寺にて。 ・お寺という馴染みがありそうだけれど、どこか距離を感じてしまう場所をどのように活用していくことができるか。 ・お寺という地域資源(数はコンビニより多い)をどのように活用していくか。 その問題意識から始まったのが「 テラトーーク 」であり、その延長線上にあるのが、「テラシネマ」 簡単に言うと築200年の本堂で映画をみる取り組み。 機材のセッティングと配置を話し合い中 実際に映画を流すとこのような雰囲気です。 テラシネマはお寺を檀家さん以外に開いていくための一つの手段。 場所の力を最大限に引き出すために、もう少し頭を捻ってみようと思う。 関東大震災も耐えぬいたこの本堂はこの柱に支えられているそうです。 東京都の文化財に指定されている獅子の襖絵。