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【思考整理】マーケティングプランナー・アカウントプランナーの仕事

マーケティングプランナーとかアカウントプランナーってどんな役割があるのだろうか。 一度、自分の仕事を整理してみようと、ふと思った。 自分が考えるマーケティングプランナーの仕事 主にこの3つのフェーズで、事業をともにつくるパートナーとしてクライアントと関わっていくのがマーケティングプランナーの仕事だと思う。 ①分析・調査フェーズ マーケティング・事業戦略のプランニング(Web広告、SEO対策) ②メディア制作・設計フェーズ Webメディア構築と運用(Webサイト、ソーシャルメディア、アクセス解析) ③学習・運用フェーズ 学習する組織とコミュニティのデザイン 最終的には、メディア構築の中で分析し調査して学んだ知識を活かし、どうやってサービスをデザインするのか、イノベーションを生み出すのかということがゴールになると思います。 変わる広告代理店の役割 勤めている会社から考えると、インターネットの広告代理店の営業職となる。 広告代理店の仕事や求められる役割は変化している。 広告枠を抑えることでもなく、単にクリエイティブを考えることではなく、 事業全体の方向性を考えて舵取りをする、組織を市場に合わせて変えていく、 といった役割が強くなってきているはずです。 個人的に考えているのは、学び続ける組織をデザインすることができれば継続したイノベーションを起こすことができるということ。 組織内で学習するだけではなく、ユーザーから学ぶ文化をつくることが、持続性のある事業をつくるためには必要だと考えています。 ここはソーシャルメディアの活用、Webだけではなくユーザーと直接交流するワークショップやインタビューなどの場づくりをプランニングしてあげることも必要になってくるだろうと思います。 必要になってくるスキル ファシリテーション能力 ペルソナ・ユーザーシナリオ作成 データ解析 目標KPI設計 Webデザイン ヒアリング力 プレゼンテーション能力 ネットワーク力 課題発見能力 情報収集能力 学問の分野だと経済学・経営学・メディア学など幅広い分野を学ぶ必要があるだろうな。 まだまだ足りない、というよりクライアントからも外のネットワークからも学び続けないといけない。

マーケッターは経済学を学ぶと視点が広がる

最近は経済学の本を読み直している。 経済学部卒業という学歴をもっていますが、経済学の本は読み込んでいなかった。 素直にわからなかったんです。 なんで経済学を学ぶ必要があるのか、経済学ってそもそも何なのか? ということが。 一方で経営学はわかりやすかった。 戦略や組織の話は、自分が関わっている活動や、何ならサッカーにも考え方が応用しやすかったから。 やはりフレームワークというものは思考を整理するのにものすごく便利であります。 ただ、経営学の理論やフレームワークだけでは限界あるなと感じています。 分析に深みが出ない。 そこで経済学を再度勉強しようと思ったわけです。 経済という枠組みから、組織や事業のことを理解しようとすれば思考の枠組みが変わります。 この組織の動きが経済に与えるインパクトは何だろうか? 市場の動き、顧客ニーズの変化は、他のどの要因と結びついてくるだろうか? 経営から経済という視点の切り替えだけで、自然と出てくる質問が変わります。 しっかりと大学で勉強してきた人であれば当たり前のことかもしれないですが 改めて経済学という分野の重要性を再認識しています。 経済学者は明確な思想、ビジョンをもっている 視点が変わるということだけではなくて、経済学から学べるのは思想やビジョンの必要性。 数式は手段でしかなくて、その根底にある経済学者たちの思想を読み解いていくと面白い。 シュンペーターは企業によるイノベーションの必要性を打ち出しました ケインズは、政府の金利政策の必要性を打ち出しました。 シューマッハは、スモール イズ ビューティフルの考え方を打ち出しました 自分はどんなスタンスで今の経済と関わっていこうと考えているのか ということを、過去の偉人たちから学び、考えさせられます。 経済学と経営学、理論と実践、境界を横断する力 マーケッターには、経済という鳥の視点と、経営という虫の視点。それを貫く思想や哲学を持つことが必要だと思う。 自分がやっていきたいことは、学際的、体系的な知識をまとめて実践=クライアントワークにつなげていく。 理論と実践、どちらかではなくて両方を積み重ねていく。 仕事だけでもなく、研究だけでもなく両方。 IDEOも、スタンフォード大学

「未来の学び」をデザインする

友達から 「未来の学び」をデザインするという本を借りて読む。 学習環境デザインの要素 学習環境デザインは3つの要素で成り立っている。 ①空間 ②活動 ③共同体 3つの要素を 「創造性を発揮するために最適化する」 ことが 今後の学習環境に求められること。 学習は、教科書を暗記するような個人で完結するものではなく 社会的な文脈や共同体に埋め込まれているものである。 人間の学習を「知識の獲得」という個人的な営みではなく、 対話やコミュニケーションから生まれるものであり、その時の状況や文脈からは切り離せないものであることが 明らかになってきています。(レイヴ・ウェンガー) 職場に置き換えると 学習環境というキーワードが本の中にはよく出てくるが 職場環境にも応用できそうだなと感じた。 アップル、IDEO、カヤック、Googleなどのように創造的に働ける環境をデザインしている会社は、創造性を引き出す環境を非常に大切にしている。 できることはたくさんありそうだけど、 一つひとつとTo Doリストにして実施するという発想ではなく 環境に埋め込んで文化として根付かせていく発想が大事だと感じた。 創造的に働こう、そのために環境をデザインしようという目的意識がないと 学習環境デザインは実践できない。 だって、作業なら創造的な環境をつくる必要はないのだから。 実践するとしたら まず実施するとしたら、細かいところからかな。 いや、まずはチーム全員の学習環境デザインの本を読んでもらうことからかな。 ①仮説とテーマ設定 How might we〜 私たちはどうしたら◉◉できるだろうか? この問いから始まる。まず ②発散と視覚化 ・書きながら話、思考は共有すること。学びは文章化して蓄積すること、発展させること。 メモはすぐに共有する。(共有ライブラリーをつくる) ③アナロジーとメタファー ・類似事例(アナロジー)やメタファーにより考えを発展させる。 ④時間軸 ・時間軸をずれす。3年後、5年後にどうなっているのか。未来を考えることは楽しい! ⑤なぜ? ・問いを投げかける。5回のWhy係に自分がなる。深い問いになるようにサポートする。 ⑥休む ・Coffee Breakを入れる。歩きながら考

メディア化を考える際に女性ファッション誌から学ぶ

女性向けの商材のプロモーション企画をするときに、あまりにも事情に詳しくないので ELLEとVOGUEをブックオフで購入。意外にコンテンツがおもしろくて2時間も読んでしまった。 モード系という言葉の雰囲気はつかむことができた気がする。 でも、ELLEとVOGUEの違いがわからない・・・・ 本屋で買うのは店員の目が気になるのと、高いので で過去のものを購入。ELLEが¥350、VOGUEが¥100です   雑誌は普段読んでこなかったのだけど、広告の宝庫だし、影響力強いし勉強しないとだめだな。 改めて、雑誌を読んでいて、 紙の雑誌の企画力、表現方法、発信方法などからデジタルの分野が学べることは 多いなど感じました。 ファッション雑誌から学ぶべき3つの力 とよくあるような形でまとめると ①キュレーション力 ②企画力 ③スタイル発信力 この3つかなと考えています。 ①キュレーション力 ELLEは「ELLEgirl」というキュレーションサイト。 http://ellegirl.jp/ 雑誌の編集会社は、キュレーション(情報を収集してまとめる)力をもともと持っている。 ファッション雑誌であれば、ファッションショーに足を運び、話題のお店に足を運び そこで得た情報を編集して、魅力的に発信する。 Web制作にあたってどこまで、このキュレーションを意識できているだろうか。 あんまりだろうな。 ②企画力 読者に読んでもらうための企画づくり 買ってもらうことよりも読んでもらうことを前提にしている。 読んでもらえるファンがいるから、購買にも転換することはできる。 ファッション雑誌って、タイアップ、企画力のレベルが高い気がしている。 ③スタイル発信力 ファッション誌はその雑誌のスタイルをもっている。 買ってもらうものではなくスタイルで差別化を図り、コアなファンを獲得する。 ファッションってここが鍵ですよね。 独自のライフスタイルを発信していく力って、これからメディア化していく組織により一層求められてくるのだと思う。 商品だけでは差別化を図れないし、価格競争に巻き込まれたら生き残っていくのは難しい。 ファッション雑誌をコンテンツ企画の参考にするのは有りだなと思った。 Webデザイナー西田

クルマの広告 偉大な広告キャンペーンから学びましょう。

クルマの広告。本のタイトルは至って普通。 本を開いても意外と普通に見える。 そう見えるだけで、中身はものすごく濃い。広告、デザイン、マーケティングに関わる仕事をするのであれば絶対に読んでおいた方がいいと思う。 フォルクスワーゲン社の伝説的な広告キャンペーンが、絵本のようにまとめられている。 この本のメッセージを一言で要約すると もっとも優れた広告は読み手の人生観を変える力を持っている。 ということだと思う。 なんと、人生観、価値感を変える広告キャンペーンを作成したのは、当時わずか3人だったDDBという広告会社。なんで、少人数の広告会社がここまで創造的な仕事ができたのだろうか・・・と調べていたら、ものすごく詳しく書かれているブログを発見。 「創造と環境」 http://d.hatena.ne.jp/chuukyuu/archive?word=%2A%5B%C2%E81%C9%F4%20DDB%A4%CE%C3%C2%C0%B8%5D 創造的な仕事ができる環境をつくること。 これは最近の自分のテーマであったからピンポイントでした。 とりあえず、創造と環境のブログと西田さんの本は必読!です。 Think small フォルクスワーゲンの広告キャンペーンを紹介。 1959年にDDBから世に出された広告「 Think small 」 http://www.northern-lights.co.jp/archived/note/nImg/thinkSmall.jpg 小さいクルマ!という価値感を打ち出し、アメリカ人のクルマに対する味方を変えてしまいました。 60年代は、男ならデカイ車に乗れ!と言わんばかりに 大々的にフォードが広告を打ち出していた時期。 「Time」や「Life」といったグラビア雑誌がアメリカでは流行っていたそうな。 フォードが打ち出していたのは「 タキシードと盛装のカップル、幸せそうなファミリー」 フォルクスワーゲンの広告は、車をSimpleに打ち出し、 Think smallというキャッチコピーと簡単なボディコピーだけ。 車ってある種のステータスのようなものだから、時代の雰囲気に購買活動が大きく影響を受ける。 その時代の雰囲気を

カヤックとIDEOから学ぶ 発想を仕組み化する組織

アイディアが出ないと不満を言う前に、アイディアが出る仕組みをつくった方が良いなと思う今日このごろ。 発想豊かな人は、無意識に発想を出す型をもっている。その型を組織にどのような根付かせるかということを考えていかないといけないなと考えています。 特に、Web会社は、だれでも、いつでも、どこでもビジネスをスタートできるし、「アイディア」や「発想」が出せなければ差別化は図れないと思います。 なので、アイディアを出すことを得意としている組織が何をしているのか? ということを少し整理してみました。面白法人カヤックとIDEOについて。 ①面白法人カヤック 面白法人カヤックは、オリジナリティ溢れる尖ったWebサービスを次々へと生み出すWeb会社。代表取締役の柳澤さんも、カヤックが一番得意なのは、ブレストだと仰っています。 カヤックのブレストについて 参考: http://www.kayac.com/vision/style/brainstorm 1. とにかく否定をしない、相手を肯定する。 2. 質は問わない、量を出す ブレスト会議は時間の無駄か? ブレストの本は山のように出ていますし、実際にブレストという言葉を使って会議をしている組織もたくさんあると思います。 ただ、 ブレストというアイディアを出す行為をどこまで仕組み化しているか、どこまで組織文化に根付かせているか 、というところがポイントなのだと考えています。 社長自らがブレストに参加し、ブレストが一番得意だと、言い放ってしまうところは、アイディアにこだわっているんだなと感じます。 ブレストが仕組み化されているというよりは、ブレストからはじまりサービスを出すまでの一連の流れが仕組み化されているから、企業としての強みまで発展させられているのだと思います。 ②IDEO(アイディオ) デザインシンキングという思考法をもとにイノベーションを起こすことを得意としたアメリカのコンサルティング会社。 IDEOのブレスト7つのルール 1. 焦点を絞る 2. ルールを意識する 3. アイデアを数える 4. 飛躍をさせて蓄積を図る 5. 忘れずに空間利用をする 6. 最初にストレッチをする

起業成功塾に参加してきました。Webマーケティングに必要な3つの創る力をまとめてみる

先週の火曜日に 起業成功塾 に参加しました。 京都でWEB会社を経営している松尾さんを講師に 「 起業家に必要なWEBマーケティング 」がテーマ。 ものすごく目新しい発見があったというよりは、 WEBマーケティングの原理・原則に立ち返らされたという感想。 講師のウェブライダー松尾さんは、SEOのスペシャリスト。 松尾さんのお話を聞かせて頂き、 WEBマーケティング(その中でもSEO)には3つの創る力が必要だなと感じました。 3つの創る力とは ①キーワードを創る力 ②コンテンツを創る力 ③ストーリーを創る力 ①キーワードを創る力 Facebookの時代になったと言っても、やはり頼りになるのはGoogle先生。 わからないことがあれば第一にググりますよね。 検索されるキーワードがある、検索された時に上位表示されるキーワードがある それだけでビジネス機会を創れる時代に僕たちは生きているのです。 松尾さんは、SEOテンプレートセット「賢威」という あえて、わけがわからない(失礼・・)キーワードをつくり、話題性をつくったらしいです。今も 松尾さんのTwitter をみると、「マンドリル」とつぶやいている。これもキーワードを創るということと関係しているのだろうか・・・ 自分が有名ではない、商品が有名ではないのであれば、 まずはキーワードをつくってしまう。 この発想はWEBマーケティングならではであり、WEBマーケティングを考える上で非常に大切になってくるポイントであると再認識しました。 ②コンテンツを創る力 次に必要になるのが、コンテンツを創る力。 今はコンテンツ・イズ・キングの時代なのです。Googleの新検索アルゴリズム 「Hummingbird」が発表された際も、改めてコンテンツ・イズ・キングの時代がやってくると話題になりました。 ・ユーザーが求めているコンテンツを創る ・シェア、拡散されるコンテンツを創る マーケティングを専門としている人でもジャーナリスト的な感覚が求められてくるのだろうと思います。 ウェブアナリストの仕事は、ジャーナリストのように探求心を持ち、科学者のように計測・分析を続け、映画監督のようにデータから魅力的なストーリーを作ることです。 http://markez

【地域ブランディング】宮城県角田市 面川家を訪れる

恵比寿里庭プロジェクト に百姓先生として協力して頂いている 面川さん(常さん)が暮らし、働く宮城県角田市を訪ねてきました。 会津若松の復興支援ビジネスをしている折出くんと大豆を語る常さん。   10月初旬に収穫したばかりの新米が山積みになっています。 午前中に角田を案内してもらった後は、なぜか 地域の運動会に参加。 毎年恒例とのことで、地域の方が大勢集まってました。 事前に3回くらいは大縄の練習して 朝6時からテントを建てる準備をして お弁当を朝早くからつくり地域の人におすそ分けする こういう自然な行為が地域コミュニティをつくっているのだと思う。 そして、常さんの地域が優勝! その祝賀会にも参加。 16時から飲み始めて、22時までカラオケ。 思いもよらない形で角田地域の方々と親交を深めることができました。 ただ・・・ 地方では、飲みニケーションができないと、やっていけないということは思いしらされた・・・皆さんお酒強すぎです。 子供の元気が良すぎる。町長曰く、この子どもたちがいるから、 あと20年は角田は大丈夫とのこと。納得! 角田の直売所 あぐりっと http://www.city.kakuda.miyagi.jp/syoko/page00154.shtml タイのイサーンの商品も置いてありました。懐かしい。 角田とアジアの関係に関しては、あぶくま農学校のホームページに詳細は 記載されています。 http://kakunou.or.jp/jiritsu/asia.html 何件か農家さんのところも訪問させて頂きました。 面川さんのお父さんを中心に、地に足をつけ、革新的なことを仕掛けている 角田は、 深い哲学をもっている農家さんが多い印象を受ける。 農業の6次産業化と言われるが、6次化=漬物、乾き物などを作ることみたいな流れになっている。 6次化=経営革新なんだ。農業に、もっと多様な視点を持込革新を起こしていくことが必要。 農家が集まるとTPP問題は、農業の問題だと議論されるが、日本人の食料問題なのだと。 もっと広い視点で議論する必要がある。 これは、同地域で農家を営む

カゼは、社会の迷惑です。

カゼは、 社会の迷惑です。 コピーライターの仲畑さん作の 武田薬品の「ベンザエース」で使われていたキャッチコピーです。 http://youtu.be/9l53LB3jlJ0?t=4m25s 「迷惑」というのは何となくわかります。 風邪を移してしまうと迷惑ですし、 約束や予定も断らないといけない。 社会には迷惑かもしれませんが、 心配してもらえるのはちょっと嬉しかったりします。 休むということの大切さに気づけたりします。 ボーっとしながらテレビを視ることがちょっと新鮮だったりします。 風邪をひいたから 社会の迷惑だと思わずに、風邪を楽しむのもありなのかもしれません。 ちょっと体調崩したら迷惑、迷惑という社会もちょいと息苦しいですね。 そんなこと考えながらも、大事な会議に出られなかったり、予定変更してもらったりしてしまった方々 ごめんなさいm(_ _)m もう若くないし、しっかりと体調管理は徹底しようと思います。

【フィールドワーク】瀬戸内国際芸術祭3日目 (犬島、豊島)

瀬戸内国際芸術祭のフィールドワークメモ。 犬島 犬島は、銅の精錬所として10年前に栄えた島。 精錬所の跡地を活かした美術館が一番の見所です。 ▼犬島の地域再生について スタッフの方から聞いた話によると、そもそもアートが先ではなく、限界集落への課題感から、島にアートを持ち込むことになったそうです。 ベネッセの福武さんが島の土地を買い、コンセプトを考え、アーティストを集めた。 美術館の中では、80年間島に暮らしているという、おばあちゃんが熱心に解説をしてくれた。 精錬所美術館の掃除や手入れをしているのは、島民の方々とのこと。 島民はいま50人。 銅の精錬所、石切業が栄えていたときは島民は3000人。 豊島(てしま) 豊島は棚田で有名な島。 棚田と海を同時に見れる豊島美術館まわりは絶景です。 豊島美術館 自然の中に溶け込む建築 同じ場所にあるカフェの写真ですが、本建築と同様の構造になっています。 自然の中で生きていることを感じられる空間。 安藤忠雄の地中美術館やベネッセミュージアムとも似ている印象。 人工的にはつくりだせない、自然がもっている美があるとしたら、それをどのように取り入れていくかが大切になってくると思う。 都市のデザインを考える上でたくさんのヒントをもらえた旅だった。

【フィールドワーク】瀬戸内国際芸術祭2013(伊吹島)

瀬戸内国際芸術祭 の2日目をメモ。 伊吹島 イリコで有名な伊吹島に行ってきました。 観音寺港から船で20分ほど。 日本一美味しいと評判のイリコで有名な地域です。  オススメは、 伊吹しまづくりラボ 伊吹島に訪れた際は一番最初に訪れた方が良い場所とのことです。 しまの歴史、今の動き、イリコについてなど、全体を知ることができます。 8年前に台風があり、イリコ漁が1件廃業となったとのことです。 漁業で活用していた倉庫(オフィス?)を活用し、展示を行っています。 当時の面影を残した空間となっています。 空間内は、実際に倉庫内で残されていたものだけを組み合わせてデザインされています。 建築の3D模型と囲まれた黒板に、しまの情報が書き込まれている。 島民や子どもたちを巻き込みながら、ワークショップを開催しているとのこと。 2Fにある島の文化を紹介している部屋。もともとは、住み込みで作業をする方が宿泊していたとか。 伊吹島はイリコを中心とした漁業で栄えた島のようです。 島民は以前は4600人近くいたが、現在は600人になったとのこと。 子供は、1学年100人近くいたが、今は小学校と中学校合わせて20人。小学校は廃校になり、中学校と一緒の校舎で学んでいるらしいです。 建築にも広告にも、必要なのは文化的背景を理解した上で デザインしていくこのような視点だろう、 と自分の仕事と重ねあわせて考える。 ナイスアイディア!布団は断熱のために天井に敷かれている。 島の知恵なのだろうか・・・・ 島を歩き、少しだけ島民の方々と話をする中で感じたのは テマヒマかけて工夫を積み重ねてきた暮らし方、働き方は、すごく合理的だということ。 2Fにはカフェがあり、子供の絵が飾ってある。 近所の子供を巻き込んだプロジェクトで興味深いです。 島の中に仕掛けられているアート作品の数々。 島の記憶を再現するもの、場所に新しい意味付をするもの。 沈まぬ船 http://setouchi-artotokuchi.jp/art001.html