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7月, 2015の投稿を表示しています

ビジュアルシンキングを活用して ビジョン駆動型の Webマーケティングを実践する

Webマーケティングを日々実践していると、数字との睨めっこに集中して、結局何がわかったんだっけ・・・という状態になることが多いです。 特に自分はExcelが得意ではないので、格子状の背景に数字をみていると、何かと制限を感じてしまいます。 Google AnalyticsやWeb広告から自動抽出される数字だけでは見えてこない課題が絶対にありますが、機械的にレポートを出して見ているだけでは本質的な課題は見えてきません。 ということで・・・・ Webマーケティングにビジュアルシンキングを活用する方法論を自分なりに整理してみました。 まとめスライドはこちらです。 ワーク形式で取り組めるようにまとめています。 ビジュアルシンキングを活用して ビジョン駆動型の Webマーケティングを実践する from 友貴 黒澤 少し詳細を整理しておきます。 ビジュアルシンキングとは何か?  ビジュアルシンキングを簡単に説明すると 図解 することです。 図解化することで、事象と事象、数値と数値の 関係性が見える化 され、単体では見えにくかった課題を発見しやすくなります。 ビジュアルシンキング×Webマーケティングを考える参考書 この2冊がオススメです。 特に、ビジュアルWeb解析は、実践に裏付けられた方法論が紹介されていて、とても参考になりました。 清水 誠さんは楽天グループのWeb解析も担当していたようです。 清水さんのSlideshare は非常に良質な資料が多いので、ぜひ見てみてください! コンセプトダイアグラムでわかる [清水式]ビジュアルWeb解析  (Web Professional Books) 単行本(ソフトカバー) ‒ 2015/3/17 清水誠 (著)  Lean Analytics ―スタートアップのためのデータ解析と活用法 アリステア・クロール (著), ベンジャミン・ヨスコビッツ (著), 林 千晶 (解説), エリック・リース (編集) なぜビジュアルWeb解析なのか? ビジュアルWeb解析の中で、著者の清水さんは下記のように主張しています。 世の中のWeb解析の99%は サイトの問題点、広

日本交通の組織変革から学ぶ 〜評価制度から働く意味をデザインすること〜

8月号 のハーバード・ビジネス・レビューのテーマは「営業のモチベーション」 個人的にはピンポイントのテーマでした。 高付加価値のサービス提供をするためには、従業員のモチベーション管理はかかせない。 これは、営業という職種に限りません。 「どのように組織の中に働く意味をデザインしていくのか」 という問いは、マネジメントする立場にある人にとって永遠の課題だと思います。 =================目次======================= 特集記事のみです↓ 営業を本気にさせる報酬制度とは 電通の営業はチームでモチベーションを上げる 誰が本当に優れた営業なのか 報酬制度は事業の成長に応じて変える インセンティブがすべてではない =========================================== P58に、 日本交通のタクシーはなぜ「選ばれる」ようになったのか をテーマにタクシー運転手のモチベーション向上についての特集があります。 勉強不足で知らなかったのですが、日本交通の一時期は負債1900億もあったそうです。 「重要なことよりも、結果が出ることをやれ」 日本交通・三代目社長が、1900億円返済の過程で得た経営哲学とは? http://logmi.jp/23351 タクシー王子、東京を往く。 日本交通・三代目若社長「新人ドライバー日誌」 (文春e-book) [Kindle版] ハーバード・ビジネス・レビューのタクシー運転手のモチベーション向上のために取り組まれた、下記3つの仕組みが紹介されています。 マニュアルの制定と運用 三段階のキャリアパスを整備 営業所のランキング制度を実施 今回は 三段階のキャリアパスを整備 にフォーカスして、「心理的モチベーション向上」について考えてみたいと思います。 能動的、自発的に仕事をしない人 のモチベーションコントロール タクシー乗務員になったきっかけを、社長の川鍋さんはアンケート調査をしたそうです。 結果・・・・ 圧倒的な一位が「ほかに適当な仕事がなかったから」。 二位が「知り合いがいたから」・・・・・・・ タクシー運転手のみなさんは

ストラテジック・インテントと意志力革命〜戦略バカにならないで野心から経営をデザインする〜

マッキンゼー、デザインコンサルファームの「LUNAR」社を傘下に http://www.consulnews.jp/2015/05/15/mckinsey_lunar/ ビジネスとデザインが統合される時代に変化してきています。 デザイン思考をはじめとし、デザインコンサルティングという言葉はバズワードになっていますね。 デザインとは、大きな野心を戦略と結びつけること、ということなんだろうな、とも思う今日このごろ。 戦略バカ・分析症候群に陥らないことを、いつも意識するようにしています。 野心や熱がないのに、戦略を実行しようとしても大体はうまくいかない。 5F分析、3C分析、SWTO分析など経営学、マーケティングの分野では様々なフレームワークが開発、活用されていますが、 フレームワーク分析をいくらしても、戦略は生まれないし、競争優位性は育たない。 競争優位性を築くものは何か? 改めて、競争優位性を築くものは何かということを考えたときに、この論文にたどり着きました。 ハメルとプラハラッドは、競争におけるポジショニングは、 外部要因よりも、むしろ内部要因に大きく左右される という仮説を立て、1980年代の欧米コングロマリットと国際的日本企業を比較研究した。 1989年度マッキンゼー賞受賞論文】ストラテジック・インテント:C・K・プラハラッド 「 コア・コンピタンス 」という言葉がこの論文から生まれたそうです。 「 組織の志 」こそ競争力の源という副題がついています。 コアコンピタンンス  コア・コンピタンスとは、企業内部で培ったさまざまな能力のうち、競争のための手段として最も有効なもの。ゲイリー・ハメルとプラハラッドが「顧客に対して、他社には真似のできない自社ならではの価値を提供する、 企業の中核的な力 」と定義した概念。   全社戦略においては、①ドメイン(事業を展開する領域) ②コア・コンピタンス ③資源配分(経営資源の全体的な最適化) に注目する必要がある。 企業のコア・コンピタンスは、ブランド、技術開発力、物流ネットワーク、生産方式、共通の価値観など、さまざまなものがありうる。 例えばスポーツシューズ・メーカーのナイキの場合、他社の製品と比べ

【Break the bias】バイアスをこわして創造性の高い思考をつくるためのアプローチ

ダイヤモンドで イ ノベーターとして有名なZIB A の濱口秀司さんと、マーケット感覚を身 に つけ よ うの「ちきりん」さんが、創造的な思考プロセスについて対談をしていました。 最も創造性が高い思考のモードは、論理と直感の間にある http://diamond.jp/articles/-/74287 創造性が高い思考モードの図 自分の思考プロセスを認識した上で、バイアス(制約)を外し、理想の状態をつくる。 これは、学習する組織で紹介されているシステム思考の考え方と同様だと思います。 リーンスタートアップやUXデザインにおいて、様々な方法論が紹介されていますが、すべて「個人と組織の思考プロセスをどのようにコントロールするか」ということに集約されるのではないでしょうか。 濱口さんが提唱されているイノベーションを生み出すための思考「Break the bias 」の理解を深めようと、 より良い思考プロセスをつくるために、できることを簡単にまとめてみました。 Break the biasを学ぶための濱口さん講演動画 このTED動画はイノベーションの思考プロセスを理解するために必見です。 Break the biasを実践するために活用するフレームワーク 濱口さんの考え方として紹介されているのは、1.2×2マトリックスのフレームワークが多いと思います。2.挙動パターンの図 3.免疫マップはBreak the biasを実践する際に活用できるかなと思っています。 2×2マトリックス 挙動パターンの図 免疫マップ フレームワーク図をもとに紹介していきます。 ① 2×2のマトリックスで整理してポジションをズラす おもしろい企画を考えること で紹介した図です。 濱口さんの考え方の基本原則は「見えないものは壊せない」 アイデアや事象は、そのままでは見えない。マトリックスで縦軸・横軸にタグ付けをして、ポジショニングを考えることで動かせるようになります。 東京大学i.schoolの濱口さんワークショップのムービーが、バイアスを壊すためのプロセスがわかりやすく整理されています。 バイアスを壊すプロセス 典型的な(切り口はなんでもアリ)を5つ挙げポンチ

マーケティングチームの人材とタスクは「思考」「感情」「行動」のバランスを考える

マーケティングチーム=思考と感情と行動のバランスをとる ハーバード・ビジネス・レビューの「 2020年のマーケティング組織 」という論文にある図・オーケストレートモデルが非常に参考になりました。 2020年のマーケティング組織では、3つの思考タイプを組み合わせて、チームやタスクフォースを組み込むことが大切だと紹介されています。 図で表されているのは、ケーブルテレビ会社のリバティ・グローバルが、マーケティングチームのタスクフォースをどのように設計したのかというものです。 左側が指揮官であるオーケストレーターの存在 真ん中がマーケッターの思考3タイプを説明 右側がリバティ・グローバルのマーケティングチームがどのようなタスクフォースを設計したかの事例 幅広い人材プールから調達 必要なマーケッター人材問題は、身近なリソースに光をあてると解決するケースが多い。 まず見つけるべきは、プロデューサー=マーケティングチームを率いることができる人材です。 CMO(マーケティング責任者)をはじめ、CXO(最高エクスペリエンス責任者)やグローバル・ブランド・マネージャーなどのマーケティングリーダーは、社内外から人材を選び、特別プロジェクトのために短期的なタスクフォースを編成し、オーケストレーターとして機能するようになってきた。 マーケッターの思考3タイプ 思考:データや分析に焦点 感性:消費者エンゲージメントに焦点 行動:コンテンツや制作に焦点 マーケッターは3タイプに分けられる。3タイプ(思考・感性・行動)の中でも、何を強みとするマーケティング組織なのかを認識する。強みを活かすためのタスクフォース(業務比率)を設計することが求められます。 その設計をするのが、最初に紹介した、オーケストレーター=プロデューサーの役割になってきます。 マーケティング・チームは伝統的にゼネラリストが多かったが、ソーシャル・メディアやデジタル・メディアの台頭により、その構成が変化してきた。現在、優秀なチームは「思考」「感性」「行動」という3タイプのマーケッターを揃えている   2020年のマーケティング組織 マーク・デスワーン・アロンズ 顧客ニーズや市場の変化が複雑化し、テクノロジーがも

無印良品のマニュアルMUJIGRAMと知識創造プロセス〜手順共有ではなく知識共有をするためのマニュアル活用〜

無印良品は、仕組みが9割 仕事はシンプルにやりなさい (ノンフィクション単行本) マニュアルが機能して、企業の競争力が生まれた事例は今まで聞いたことがありませんでした。 2000ページの「店舗運営マニュアル」と6600ページの「業務用マニュアル」 この言葉だけ聞くと、よくある形式だけのマニュアル。 みんなが大好き、無印良品。 この企業の強さの裏にはMUJIGRAMというマニュアルがあるとのこと。 Newspics・イノベーターズライフの特集にて良品計画の会長である松井さんの記事が組まれ、無印良品のマニュアル活用が話題になっていました。 「無印良品へ左遷。マニュアル「MUJIGRAM」をつくる」 こちらは無料記事です↓MUJIGRAMの概要を理解するためにはこの2記事を読んでみてください。 無印良品の「自分と組織を急成長させるシンプル仕事術」 https://newspicks.com/news/1033670/body 視察殺到!無印良品「マニュアル」の中身 http://toyokeizai.net/articles/-/72449 現場で知恵を集め、定期的に更新することで「血が通ったマニュアル」を作成する。 マニュアルをマネジメントツールとして活用し、社員の学習を促し、競争力を生み出していく。 このプロセスが非常に興味深かったため、知識創造のプロセスがどうなっているのかを分析してみました。 知識創造プロセスをSECIモデルで分析 共同化Socialization 良品集会の場(全国の店長や本部スタッフが集まる)という場がある。 マニュアル自体に注目が集まりますが、マニュアルを進化させる・組織の競争力につなげるための 鍵は、この知識共有の場だと思います。 ここで現場リーダーの暗黙知が共有され、知識がブラッシュアップされるための種が蒔かれる。 現場改善のための30%委員会 店舗の業務改善から調達構造や物流の見直し、店舗の賃料や内装の変更など、あらゆる経費削減をするための議論が行われる場があるそうです。 他社に学び復活、過去最高益に「30%委員会」で販管費を削減 http://business.nikkeibp.co.jp/arti

ダイソンの「デザインエンジニア」から学ぶマーケティング組織のつくり方

「わたしはビジネスマンじゃない」と、彼は言い張る。「わたしはデザイナーであり、エンジニアなんだ」。 by ジェームズ・ダイソン卿 ダイソンの定理     破壊+発想 ( 実験+冒険 ) =ものづくり from 『WIRED』VOL. 3 http://wired.jp/2012/05/07/dyson/ 社長のダイソンさんは、肩書が社長ではなく、「チーフエンジニア」と今でも商品開発の最前線にいるそうです。 エジソンのような人ですね。 そんなダイソンはデザイン部署とエンジニアの部署を統合して、デザインエンジニアという職種をつくりました。 この発想は理想のWEBマーケティングチームを考えるのにも参考になります! テクノロジーがものすごいスピードで進化してくる中で、人材定義とチーム設計の方法が変わってきています。 キーワードは、スキルセット・専門分野の統合。 ちなみに、ダイソンはマーケティングはしないと記載された記事もあります。 「マーケティングはしない」ダイソン、驚きの製品開発の裏側 https://newspicks.com/news/933845/body ダイソンがマーケティングをしていないのではなくて、マーケティングの在り方が変わってきているのだと思います。 ということで、ダイソンの組織から学べる、これからのマーケティング組織について考えてみました。 先日に開催した BtoB向けWEBマーケエティングのセミナー を実施する際に WEBマーケティングチームに必要なスキルセット、役割をまとめたので、それも活かしながら。 マーケティングチーム=ビジネス×エンジニア×デザイン マーケティングチームに必要なスキルセットを、人材定義と一緒にまとめています。 もとになる、人材定義は一橋ビジネスレビュー(2015年3月16日)、SPR.「デザインエンジニアリング」、4~5ページにある内容を参考にさせて頂きました。 6月の一橋ビジネスレビューには、ダイソンの組織について詳しく載っています! [特集論文-3]デザインエンジニアリングの実践(田川欣哉 takram design engineering 代表・Royal College of Art客員教授)

「副業解禁」「専業禁止」の制度から考える「学習する組織」

LIGさんも新しい制度として「副業解禁」を取り入れて話題になっていますね。 【副業解禁】LIGが第9期から導入した新しい制度や就業規則を紹介します http://liginc.co.jp/news/notice/other-notice/169836 学習する組織 をデザインするためには、一人ひとりの「経営者意識」が前提条件としてあると思っています。 職種に紐づく役割だけではなく、経営全体に対して自分がもっている影響度をどこまで意識できるか。 当然、縦割り・ピラミッド型の指示系統がないと動けない組織では、自主的な学習は生まれません。 では、どうすれば経営者意識、自主的に事業をつくる個人が育つのでしょうか。 社員全員に「経営者意識」を根付かせるための、働き方をデザインしている事例として、副業を会社として認めている会社のことを少しだけ調べてみました。 エンファクトリーの事例 ワールドビジネスサテライトで取り上げられていました。 参考記事 エンファクトリーが「専業禁止」を掲げる理由 専業禁止の制度で有名な会社です。 エンファクトリーでは「専業禁止」を制度として設けています。 複数の事業を掛け持つことを推奨、つまりパラレルキャリアを推奨しているそうです。 副業をするにあたり、一つだけルールがあるとのこと。 「副業でやっていることをオープンにして知識共有をする」 ということ。             副業で経営者を経験すると、マーケティングをやるし、営業をやるし、つくる部分も販売することも自分でやらないといけない。 副業を推奨したことにより、どのように知識創造のプロセスが変わるか? 残業時間が20%減少したという成果が出ているそうです。 社員の学習や成長に紐づく部分であると、 「経営に関するリテラシーが格段に上がる」 ということが大きいそうです。 プロとしてお客さんと対峙して、値決めもそうですし、お金をちゃんともらって儲かってるのかってやるし。世の中の仕組みで言えば確定申告とかの話もして、リテラシーが格段に上がるんです。   SECIモデル で知識創造プロセスを整理 エンファクトリーは、副業を推奨して、外部の知識を組織内に取り込むプロセス