スキップしてメイン コンテンツに移動

投稿

2月, 2014の投稿を表示しています

ピンタレストを使って発想を広げる

ピンタレスト 個人的には、かなり注目しています ピンタレスト 。 まだ使い初めたばかりですが・・・ バナー案を考える際や、サービスのコンセプトを考える際に ネットサーフィン⇒大量にボードへ貼り付け⇒ボードをみながら色々考える ということがマイブームです。 ピンタレストを活用することで 自社のブランドイメージを手を動かしながら形作ることができる イメージから発想するので右脳が活性化される気がする 検索エンジンの画像検索にひっかかりやすくなる といったメリットがあるのかなと、使いながら考えています。 ということで、活用方法を少し考えてみました。個人的にも企業向けでも、 有効活用できているところは、何を貼り付けているのか? という視点で整理してみました。 ①名言 まず、 Lynn Lewis PR というPR会社のピンボードを見てみました。 http://www.pinterest.com/lynnlewispr/lynn-lewis-pr/ マーケティングやPR会社となると、自社のプロダクトもないし どんなイメージを貼り付けていくのだろう・・ と思って調べていましたが、自分がなるほど!と思って リピンしたのはこんなイメージ。 ・マーケティングの名言 ・PRの心構えを表現した こんな感じで、偉人の名言と合わせたやつも、個人的には好きです。 言葉もビジュアルに表現する時代なんですね。 自分の分野に関係する言葉であれば、 ちょっと画像編集ソフトを活用すれば、デザインが優れたものを作成できます。 まずは自分や、サービスに関連する言葉を集めて、ボードに貼り付けていく!ということが有効的なのかもしれません。 ②類似イメージ 次が、ブランドイメージと類似したイメージを貼り付けていくこと。 自社のこと、自社のサービスを貼り付けても面白いボードにはならないです。 オレオレはソーシャルではNG。 ということで 自社サービスの類似イメージを探ってみましょう(発想力を鍛えるのにもいいかも!) 参考になるのは インテルさんのピンタレストボード です。 テクノロジーと関連性があり、ユーモアに溢れるイメージが投稿されています。 普段から、ア

【イベント参加】俺聞け7に参加してきました

俺聞け7 に参加してきました。 次回も参加したい!オススメのイベントです。 いつもお世話になっている オオサカンスペース で、仕事しようかなと立ち寄ったところ 俺聞け7がやっていることを聞き、飛び入り参加させてもらいました! (大崎さん、ありがとうございました!) 俺聞けは、 ウェブに関連して、いま気になっていることを発表したり、それを聞いて「へー」と言ったりする会 皆さん、15分間で自分の得意とすることをプレゼン。皆さんプレゼン慣れしてて、話がめちゃくちゃ面白い!(特にSEO=瀬尾さんの話)      最近、Webマーケティングの仕事をするのに、もっと開発者(エンジニアとかプログラマー)の 考えていることや、必要としていることを知りたいなと思っていたので・・・ 懇親会でそういう方々とお話する機会がもてて勉強になりました。 休憩時間にお菓子交換があります!(飛び入りだったのでもっていけなかった・・) 大阪の伝えるイベント 大阪は東京と比べると情報格差あるかな、とか最初思っていましたが、 実は大阪でもWeb系のイベントは盛り沢山です。 オオサカンスペース関係で、コラボレーションが生むために 自分のこと、知識や感情を共有するイベントがたくさん開催されているんです。 例えば ・30秒自己紹介:30秒で自分のことを伝える場 オオサカンスペースでは15時から30秒PRがやられています。 自分は、平日の15時にいたことがない・・・ http://www.osakan-space.com/about ・shoot from osaka:7分間で自分のサービスをプレゼンする会 shoot from osaka(n) この前参加してきました! 交流だけではなく、実際に仕事につなげる(協業につなげる)という意味もあるから、 自分のサービスやプロジェクトについてしっかりとプレゼンする場もある。 ゆるくつながる部分と、真剣に仕事のことを考えられる部分 このバランスが心地よかったりします。 (これはフリーランスの方々が多いからでしょうか・・) コラボレーションをするためには、自分の枠の中で考えていてはダメで 他の人の仕事の領域を聞くこと、聞くだけではなくて 「自

メタファーを活用したユーザー調査について(ZEMT法)

最近、マーケティングの施策を考えるときに もっと、ユーザーの行動や感情に目を向けないとなと考えるようになっています。 コトラーのマーケティング3.0を読みかえしていて、ブランドストーリーの構成要素の箇所が目に止まりました。 コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則 コトラーらによれば、ブランド・ストーリーにはキャラクター、プロット(筋書き)、メタファー(比喩)といった3つの重要な構成要素がある。優れたストーリー・プロットには、チャレンジ型(ヒーローが困難な敵を倒す)、コネクション型(この世に存在する断絶を埋める)、クリエイティブ型(新しい解決方法を生み出す)がある。また、そのさい、消費者の意識の根底にあるメタファーを明るみにする作業が有効である。例えば、7大メタファーとして、バランス、変化、旅行、容器、つながり、手段、コントロールがあるという。そしてキャラクターはストーリーの要である。「コトラーのマーケティング3.0」 消費者の意識の根底にあるメタファーを明るみにする作業 ここからインサイトを把握するプロセスはもっと現場に起こし込めるといいなと考えています。 理論的なところを勉強するより 形を変えながらでも実施して、何とかユーザーのことを理解しようという意識をもち動くことが大切だと感じています。 先日に書いた 伊右衛門のコンセプトメイキング についてでも、メタファーを活用した質問をして コンセプトをつくりだしたのは、専門性のある調査を実施したからではなく 何とかユーザーのことを理解しよう、お茶と生活との関係性を根本的に問い直そう といった調査に取り組む前のスタンスがあったからこそ成功したのだと思うのです。 優れたプロダクトやサービスのコンセプトをもっている企業は、 徹底的にユーザー調査を行い、ユーザーを理解し、そこからブランドのストーリーを組み立てている。 だから、ユーザー調査(特にメタファーを活用した手法)は現場で実践していこうと思っています。 ZEMT法 マーケティング3.0の中でも紹介されているのがZMET法。 ZMET調査(Zaltman Metaphor Elicitation Technique:ザルトマン・メタファー表出法)」 ザルトマンは、この手法を開発した

はてなに学ぶオープンなコミュニケーションと知識共有

人の手によって「人力検索サイトはてなサイトのURLや質問の回答を導き出す「人力検索サイトはてな」や無料日記ツールの「はてなダイアリー」、指定したWebサイトを自動巡回してくれる「はてなアンテナ」などのサービスを提供する 株式会社はてな 。 はてなブックマーク は情報収集ツールとしてお世話になっております。 はてなの社内文化が面白いといううわさを聞き、調べていました。 整理してみました。 すごくオープン 基本にあるのは、情報の私物化や隠蔽の排除です。社員にとって、自分には隠されていて読めない情報があるというストレスより、共有する情報が多すぎるくらいだけれど、自分のフィルターで読むか読まないかを決めた方が心理的に健全だと思ったのです。 イノベーションの作法より すごくオープンを表す取り組み ①会議 一つ目は会議手法。独特です。 会議もオフィスの真ん中で、高めのテーブルのまわりで立ったまま行う。テーマや議論の流れに応じて、そのまま参加し続けるか席に戻るかを各自で選択し、出入り自由だ。会議室で椅子に座って行う会議は主催者がどのメンバーを入れるか入れないかを選別することになるが、立ったままの会議ではテーマに興味があれば誰でもいつでも入れる。 座席も固定しないフリーアドレス制。しかも、前日と同じ席に座ることはできず、毎日変える。 狙い:コミュニケーションを円滑にし、 はてなさんは、会議をポッドキャストに録音して公開しているらしいです。 (ユーザー参加型のWebサービスだからやっているのであって、これがいい悪い、事業に活きるかは別ですね。) 詳しくは下記の記事に載ってました。 近藤社長のブログ http://jkondo.hatenablog.com/entry/20050623/1119506696 ユーザーがSkypeで会議に参加 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/28/news038.html 社内に掘りごたつ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0605/02/news034.html ここらへんの挑戦的な社内ルールはカヤックさんとも同じ匂いがします。 ②業務(プログラミング) プログラムをつくるときはしば

【読書メモ】意思決定の方法論をもっているか

3月号のハーバード・ビジネス・レビューが届いた! タイトルは「意思決定を極める」 Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2014年 03月号 [雑誌] 簡単に内容紹介 ---------------------------------- ・質を高める「3つの鏡」意思決定は結果である 出口治明 ライフネット生命保険 代表取締役会長兼CEO ・分類して適切な対応を考えよ 戦略的判断に理論は有効か フィル・ローゼンツワイク IMD 教授 ・問題の性質を見極め、精緻に選ぶどの意思決定にどのツールを使うべきか ヒュー・コートニー ノースイースタン大学 ダモア・マッキン・スクール・オブ・ビジネス 教授 ダン・ロバロ シドニー大学 教授 カルミナ・クラーク マッコーリー・グループ シニア・マネジャー ・判断における賢さとは何か【インタビュー】 社会脳が明かす意思決定のメカニズム 藤井直敬 神経科学者 ・クラウドの知恵の活用法 他者の意見をいかに判断に取り入れるか アレックス・サンディ・ペントランド マサチューセッツ工科大学 教授 ---------------------------------- 意思決定というテーマ、いまの興味関心にピンポイントだったので面白かった! その中でも特に興味深かったのは、ライフネット生命保険、出口さんの 「質を高める「3つの鏡」 意思決定は結果である」というコラム。 3つの鏡とは、 普通の鏡(元気で明るく生きていることを確認する) 歴史の鏡(よい意思決定をするには、教養や歴史を学ぶ) 人間の鏡(誤りを直言してくれるスタッフをおく) ※詳しくは購読を!(読書会やる人欲しい!) この鏡の話も面白かったのですが、 個人的に一番刺さったのは、 意思決定の方法論をもっているか。 このフレーズです。 意思決定の方法論 意思決定が出来ない人は、意思決定のやり方を知らないだけだ。自分なりの「方法論」を明確に決めておけば、意思決定において、ほんとに重要なことに頭を使うことができる。 大事なことは、まず意思決定の方法を決めること 多くの人は意思決定の方法論を知らない。 転職の相談をされた際に、出口さん

【発想の種】イノベーションの方法論より先にリーダーシップを

野中先生の「知識創造企業」や「イノベーションの作法」を読んでいて、 イノベーションを起こすためには方法論(デザインプロセス)より先に 「人」に着目する必要があるなと思うようになっています。 今年に入って、コンセプトメイキングの手法やプロセスを勉強してきたけれど プロセスより先に「イノベーターの考え方、仕事に取り組む姿勢」を、もっと学ぶ必要があると感じています。 (結局は「人」ということだけなのですが・・・) 組織的知識創造のファイブステップ もちろん方法論は大切で、知識創造のプロセスはもっと実践する必要があるのはわかっています。 イノベーションにつながるコンセプト作成(知識創造)のプロセスを野中先生は下記の5つのステップにまとめています。 暗黙知の共有 コンセプトの創造 コンセプトの正当化 原型(アーキタイプ)の構築 知識の転換 このプロセスが前提にあるとして、どうすれば、このプロセスを実行できるのか? を考えたときに、「人」に行き着きます。 知識創造を方向づけるビジョン ここから方法論より人という話について。 「イノベーションの作法」で紹介されているイノベーターたちが必ずもっているのは自らの理想を追求する姿勢=ビジョン。 「自分たちは何のために存在するのか」を自分自身、チーム、組織内、社内を超えて問い続けている。 コンセプトやイノベーションはカッコイイものキレイなものでは決してなくて 貪欲なまでに理想を追求する姿勢、覚悟が必要だと感じています。 野中先生の著書には、イノベーションを生む「SECI(セキ)モデル」が提唱されているが その後には「リーダーがいかに高質な暗黙知を有しているか」が何度も強調されている。 「SECI(セキ)モデル」について リーダーシップが中心にないと機能しないのは、Webマーケティングにて良く用いられる「PDCAサイクル」を考える上でも同様なのだと思います。 エスノグラフィー、参加型デザイン、ソーシャルリスニングなど、ユーザーと密に関わっていく手法は注目を集めていますが、 手段が目的になっては意味をなさないと思います。 「深い問いをもってユーザーと関わる姿勢」 こればあ

【読書メモ】マーケティングの神話 消費者の解釈に着目すること

消費者の「解釈」に注目すること。 消費者の「思考プロセスの変化」に注目すること。 消費者が、自社のプロダクトやサービスの意味をどのように「解釈」するか。 ここまで考えて情報設計ができているかを考えていかないといけないなと 感じるようになりました。 マーケティングの神話 文化や消費者の認知、解釈といった視点からマーケティングという行為を捉えており 現場の考え方にも活かせる内容が盛り沢山でした。 事例:日産自動車のコミュニケーション戦略 すぐにでも実践できて、プロダクトやサービスのストーリーを伝える戦略として参考になった事例をご紹介。 日産自動車においては、一九八八年五月のシルビアのコミュニケーションの一つのみそは、「最初の三ヶ月にシルビアを買ったお客さんにたいし、そのときまでにクルマ雑誌等々に掲載されたシルビアの記事を全部ファイルにして送った」ことである。 この事例は、プロダクトがもつ意味(価値)を伝え もっと「知りたい」「関わりたい(使いたい)」「伝えたい」という解釈を引き出して、ファンになってもらうための施策として上手い! 最初の三ヶ月に購入した人=誰よりもシルビアにたいして大きい意味を付与する消費者と位置づけ、 シルビアを使っていることの意味付けをするためにシンプルな施策を打つ。 この事例からわかることは、 ファンになる人は、もともとファンなのではなく、プロダクトやサービスがもつ意味を理解(ポジティブに解釈)したからファンになったとも捉えることができます。 モノの世界を離れるとき、「事実」情報ではなく、「解釈情報」が世界を支配することになる。 ストーリーを伝えるという言葉をよく使いますが ストーリーが伝えること=消費者にどのように解釈してもらうかを考えることだということがわかります 。 情報発信する「前段階」が大切 デザイン思考が注目されているのも、文化的な背景からユーザーの心理や認知構造を探っていかないと 差別化は図れなくなっていることを感じる組織が多くなっているからではないでしょうか。 ・テプスインタビュー ・フィールドワーク ・KJ法 これらの施策は、消費者がもつコンテキストを理解し、解釈情報まで探るための手段です。