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【Newspicks】ホリエモンが語るソニー改造計画

Newspicks有料会員のみの記事ですが、ホリエモンが語るソニー改造計画の特集が非常に良い勉強になったので落書きと一緒にメモ。


こんな企画です。

日本人の多くが愛してやまないソニー。日本企業の象徴とも言えるソニーが、真の復活を遂げるには、経営、テクノロジー、マーケティング面などで何が必要なのか。10年前にソニー買収を計画した堀江貴文氏が、本連載でソニーの分析を担当したアナリスト集団ロンジンの和泉美治アナリスト、泉田良輔アナリスト、椎名則夫アナリストと「ソニー改造計画」を語り尽くす(全4回)。

https://newspicks.com/news/1154969/body/


マインドマップに整理




ソニー改造計画のキーワードを抜き出してみました。

  • ニッチ市場を狙いにいく事業はスピンオフするべし!
  • ヘルスケアテック分野への進出するべし!
  • ソニーの独自資産である。AR・画像処理の技術活用するべし!




【ホリエモン対談(1)】優秀な経営者がいれば、ソニーはまだまだ行ける


優秀な経営者とは、選択と集中、独自性を発揮できる分野は思い切ってスピンオフする、といった意思決定ができる経営者のこと。


【ホリエモン対談(2)】ソニーが狙うべき、「6兆円市場」のアイデア
【ホリエモン対談(3)】ソニーが「ヘルスケアテック」に賭けるべき理由


ヘルスケアテック分野はソニーの技術と相性がいいとのこと。
逆にエンタメ分野はスピンオフするべきとのご意見。

エンタメ市場は、プラットフォーマーのポジションをとれないと生き残っていけない。



 ヘルスケアテックの市場は、ホリエモンが「目の補聴器」という比喩を使い、視覚障害者向けのウェアラブル端末活用について語っているのが興味深かったです。

補聴器のマーケットがどのような仕組みで成り立っているか・・・
ということは応用できそうです。


堀江:メチャクチャ良いことなんです。だから僕は「目の補聴器」と呼んでいるんですけど、補聴器のマーケットはメチャクチャでかいんですよ。
補聴器の場合、保険適用されると原則一律1割負担で買えるんです。たとえば、この補聴器を30万円で出したとすると、本人負担は3万円。この値段なら買うでしょう。もし一個30万円の売り上げで20万人に売れたらいくらですか。

ロンジン:600億円ですね。

堀江:そう、国内だけで。それがグローバルになるとたぶんその10倍とか、100倍近くいくんじゃないですか。つまり、6兆円の市場規模になるわけです。


参考

網膜に映像を投影!:「眼鏡と変わりない装着感」の網膜走査型スマートメガネ
http://eetimes.jp/ee/articles/1406/05/news089.html

【ホリエモン対談(4)】ソニーは、自動運転車、ロボット、ドローンに挑むべきだ



最後の章は、自動運転、ドローン、ロボットの分野に挑んでいくべき!という記事。



ロボット分野はビッグデータをどのように扱うか・・という点がポイント。
下記のホリエモンのコメントから、Google、Amazonなどはビッグデータを起点にビジネスをつくる力が長けていることがわかります。


堀江:ロボットは、AIというよりも、ビッグデータなんですよ。

ロボットの基本にあるのは、「膨大な失敗のデータベースから、失敗を除いたものが正解だ」という考え方です。人間の子どもの思考過程と似ています。ものすごく試行錯誤をして、たくさん失敗をして、正解を導き出すんですね。
たとえば、子どもと父親の関係でいうと、「パパ」と言ったら、お父さんがいい反応をしてくれたから、子どもが「パパ」と呼ぶようになる。子どもは、「あー」とか「うー」とかいろんなことを言ってみたけれど、「パパ」と言った瞬間にお父さんがニコっと笑ったから、これでいいんだみたいな感じです。
最近、翻訳とか音声認識がものすごく進化したのは、グーグルがたくさんのデータベースを持ったことが大きいそうですよ。



ホリエモンがSONYの社長になったら、世界をアッと言わせるような事業展開もしてくれそう。


ホリエモンの圧倒的なテクノロジーとビジネス知見の多さはすごい。その知識を少しでも盗まさせてもらうのにNewspicksは非常に便利です!




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