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リーンスタートアップとWEB広告

スタートアップやイノベーションを生み出すためのマネジメント手法について書かれたリーンスタートアップを読む。

かなりマクロな話なので、つまらない人にとってはつまらないかと・・
WEB広告(特にリスティング広告)がスタートアップ時に果たす役割についてヒントを得られたので、少しまとめてみました。

リーンスタートアップの中では2つのことが強調されて伝えられています。
①適切な検証による学びができるサイクルをつくること
②構築-計測-学習のサイクルをまわすこと
2つのサイクルをまとめると
アイデアを製品にする、顧客の反応を計測する、そして、方向転換するか辛抱するかを判断するというサイクルをまわすということ。

私は、インターネット広告代理店で働いていて、クライアントの商品やサービスに対してWEB広告を打ち、集客・売上を向上させることが役割となります。

WEB広告を運用する際は、PDCAサイクルをまわすことの重要性は、様々なところで口酸っぱく言われています。もちろん仕事でも基本のきの字となります。
[仮設と検証でPDCAサイクルをまわそう]
http://sem-labo.net/blog/2010/01/21/0268/

さて、リーンスタートアップを読んでいての気づきは、このPDCAサイクルをまわす際にには、クライアントの製品ライフサイクルを意識しているかということが大切なのだということ。
広告の運用を任せて頂き、PDCAサイクルをまわすことを意識しているのですが、
・クライアントの製品ライフサイクルが現在どの段階なのか?
・キャズムは乗り越えているのか?
といった商品・サービス特性を見極めないまま、広告の運用に入ってしまうケースが多いのではないかと感じます。

特にスタートアップ企業のプロモーションや、新規事業のプロモーションの場合は
どの段階で市場・ユーザー評価を検証し、そこからの学びを、今後の事業を決める意思決定に反映させていくかが大切になってきます。

リーンスタートアップから、製品・戦略・ビジョンを理解した上で、広告の戦略を組み立て、PDCAサイクルをまわしていくことの大切さに改めて気づかされました。

本の内容はもっと濃く、構築-計測-学習それぞれの段階の具体例、スタートアップを支える革新的会計、組織マネジメントなどがわかりやすくまとめられています。

興味のある方はぜひ読んでみてください。

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