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内向性と創造性

最近マイブームのTEDタイム。
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スーザン・ケイン 「内向的な人が秘めている力」社交的で活動的であることが何より評価される文化において、内向的であることは肩身が狭く、恥ずかしいとさえ感じられます。しかしスーザン・ケインはこの情熱的な講演で、内向的な人は世界にものすごい才能と能力をもたらしているのであり、内向性はもっと評価され奨励されてしかるべきだと言っています。------------------------------------------------------------------------------------------------------------
以下のスーザン・ケインの言葉が印象的。

これを普段の仕事にどうやって活かすのかを考えてみる。
大切なのは、自分が、相手が最大限の能力を発揮できる環境を考えること。

一人で考える時間が多い方が成果を発揮しやすいのか。それとも、他者と対話を繰り返し、だれかの言動を真似て、実践していく方が成果を発揮しやすいのか。

それぞれの人の特性を見極めた上での教育・指導が大切なのだということをスーザン・ケインの講演から学べます。

学習環境デザイン論の研究をされている安斎さんのブログで似たような記事があったことを思い出しました。
http://yukianzai.com/blog/2012/01/14/117/

創造的な成果のためには「個人のプロセスと社会的なプロセスとの間の微妙な相互作用が必要」といった考察がされていて、まさにその通りだなと考えさせられました。

チームのメンバーが、創造性を発揮するために、個人ワークを取り入れるのか、グループワークを取り入れた方がいいのか。一人一人の特徴と向き合いながら、学習環境をデザインしていくことが大切ですね。

型にはめるマネジメントはしたくないし、自分の状態、皆の状態を観察しながら
全員が創造的に働けるようなチームをつくっていきたい。

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