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言葉ではなくて行動で示す

7月から2年目の自分にも部下がついた。

「人を育てる力」は早い段階でつけていきたい。だから、結果を出し続けることができたら早い段階で部下をつけてください。。と生意気にも頼み込んでいた。

7月から下についたのは、愚直に業務に取り組む、ものすごく真面目なA君。
決して器用な子ではないけれど、誰よりも業務に愚直に取り組む。
A君は同年代。
うちの会社は平均年齢も20代なので、同世代の部下をもつ、自分より年齢が上の部下をもつということはよくあること。


部下をもち、マネジメントを学べるという嬉しさが月初にはあった。けれども、日が経つにつれて
・どうやったら部下がモチベーション高く働けるのか
・ここは怒った方がいいのか、褒めた方がいいのか
・こんなことを言ったら同年代なんだから偉そうに聞こえるのではないか
などなど、どうでもいいことを考えてしまうようになる。

そんなことを思っていた休日にTEDを見ていた。
何か行き詰まったとき、新しいヒントを得たいと思ったときは時々TEDタイムをとっている。
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レイマ・ボウィ: 少女たちの知性 情熱 すばらしさを解き放て
ノーベル平和賞受賞者のレイマ・ボウィが二つの力強いストーリーを語ります。 彼女自身の人生の変革と世界中の少女たちが持つ潜在能力を解放することです。 私たちは少女たちの持つ素晴らしい資質を解き放つことで、世界を変えることができるでしょうか?

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レイマ・ボウィは、講演の最後にこのようなことを言っていました。



この講演が教えてくれたのは自らがロールモデルとなることの重要性。

自らが行動をして、変化を起こし、その変化と希望を次世代につないでいく。
自らがロールモデルとなって、少女に希望を与えたいという思い。
規模や状況は違えども、やることは変わらないなと。

下の世代に伝えたいことがあるならば
まずは自らが手本となるような行動をとること。

下は上司の言葉ではなくて行動をみている。

社会人になって初めてつく上司は非常に大事だとよく言われる。

部下に偉そうに指示する前に、まずは自分に問いかけてみる
楽しく仕事ができているか?
責任感をもって仕事ができているか?

言葉ではなく行動で変化を起こせるような存在になりたいと思う。

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