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【発想のヒント】インプロから創造性を引き出す

インプロとは即興演劇のこと。即興で演じるなかで、その人が自由に自分を表現することができるようにすること。

今、表現の可能性や協働の創造性をを引き出す手段として、自分が一番注目している。
とりあえずこの本を読んでみた




これからやろうとしていることに、非常に参考になる内容だったので簡単にまとめておきます


インプロのストーリーにおける型


即興でつくるといってもストーリーには「型」があるそうです。これはファシリテーターになる際に意識しておきたいこと。

1.設定(プラットフォーム・ルーティーン)

2.展開・変化

3.一つ一つのやりとり

4.エンディング(シェルビング)


インプルにおける心理


インプロをする上で理想の心理状態。たまり場などで即興演劇を行うと、どうしても最後に笑いをとりに行ってしまったり、結局自分を出せなかったりして終わってしまうことがある。インプロのときだけではなく、日常生活でも心が得ておきたいことが多い。


1.失敗を恐れていない

失敗が自分の枠を超えるきっかけを与えてくれる。ストーリーを予想外おもしろさにもっていってくれる

2.笑いを狙っていない

「インプロヴァイザーは、ストーリーテラーであり、役者である。コメディアンではない」
キース ジョンソン

コントではないので、笑いをとって終わらせない。特におちの部分は要注意する。参加者がその場におきている出来事と共演者に意識が集中するように。

3.ありのままの自分でいる

当たり前でいる、独創的であろうとしてはいけない

4.出来事一つ一つに影響される、変化を受け入れている

相手のオファーを受け入れ合いストーリーを展開していく

観客はあなたの中身はどういう人なのか、どんなことで、どういうふうにその中身が変化しちゃうんだろうというところに興味がある。

今いるところからストーリーを展開していくには、感情を変えなさい。相手との関係性を変えなさい。フォーカス(注目している点を)変えなさい。

5.相手とつながっている

相手に身を任せ、自分自身に身を任せ、成り行きに身をまかせる

自分を捨てて相手のためにやってみる

6.一瞬一瞬にいる

一瞬一瞬そこいあるものに注意深くしていると、いろいろなことに気づく。それを拾い、うまく活用していくことが、インプロヴァイザーの理想的な状態。

耳を傾けることが演技のすべてだ。自分の感情とは、人との関わりの中で自然に生まれてくるもの。演技(アクティング)は何かに対する反応(リアクション)である。


その他気になった言葉

・未知の状況に自分を投げ出してみるということが必要。
・場を移す。すると、役割が変わり、関係性や価値観が転換し、新しい表現や生き方が動き出す。


ぱれコレで感じたパフォーマンス、演劇の可能性を引きだすのにインプロの考え方は非常に参考になる。障がい者の参入によって、既存のものが揺さぶられる。

「場を移す」ことが新しい場を発見することならば、既存の場/制度に乗り込んでいくことは、それを揺さぶり、変化を促すことだ。

障がい者のために何かをするという発想から、共に何かを創り上げるという発想の転換。


ボランティアにとって、共に創り上げる即興演劇は発想の転換を促しやすいのではないかと考えています。
1月22日に行われたイベントでの身体で表現するWS

インプロの発想から、新しい発想、関係性を生み出していきます!

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