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起業成功塾に参加してきました。Webマーケティングに必要な3つの創る力をまとめてみる

先週の火曜日に起業成功塾に参加しました。

京都でWEB会社を経営している松尾さんを講師に
起業家に必要なWEBマーケティング」がテーマ。

ものすごく目新しい発見があったというよりは、
WEBマーケティングの原理・原則に立ち返らされたという感想。

講師のウェブライダー松尾さんは、SEOのスペシャリスト。

松尾さんのお話を聞かせて頂き、
WEBマーケティング(その中でもSEO)には3つの創る力が必要だなと感じました。

3つの創る力とは

①キーワードを創る力
②コンテンツを創る力
③ストーリーを創る力

①キーワードを創る力

Facebookの時代になったと言っても、やはり頼りになるのはGoogle先生。
わからないことがあれば第一にググりますよね。
検索されるキーワードがある、検索された時に上位表示されるキーワードがある
それだけでビジネス機会を創れる時代に僕たちは生きているのです。

松尾さんは、SEOテンプレートセット「賢威」という
あえて、わけがわからない(失礼・・)キーワードをつくり、話題性をつくったらしいです。今も松尾さんのTwitterをみると、「マンドリル」とつぶやいている。これもキーワードを創るということと関係しているのだろうか・・・

自分が有名ではない、商品が有名ではないのであれば、
まずはキーワードをつくってしまう。
この発想はWEBマーケティングならではであり、WEBマーケティングを考える上で非常に大切になってくるポイントであると再認識しました。

②コンテンツを創る力

次に必要になるのが、コンテンツを創る力。
今はコンテンツ・イズ・キングの時代なのです。Googleの新検索アルゴリズム「Hummingbird」が発表された際も、改めてコンテンツ・イズ・キングの時代がやってくると話題になりました。

・ユーザーが求めているコンテンツを創る
・シェア、拡散されるコンテンツを創る

マーケティングを専門としている人でもジャーナリスト的な感覚が求められてくるのだろうと思います。

ウェブアナリストの仕事は、ジャーナリストのように探求心を持ち、科学者のように計測・分析を続け、映画監督のようにデータから魅力的なストーリーを作ることです。http://markezine.jp/article/detail/14176

③ストーリーを創る力

キーワードを創り、コンテンツを創ったとしても、その一つひとつが線としてつながっていないと、ユーザーはコンテンツを消費するだけで終わってしまいます。

上の記事にあるように、最後は映画監督のようにストーリーを作ることが求められます。

セミナーの中では
①セリングページ(売上に直結するページ)
②リンクペイドコンテンツ(自然リンクを増やす=シェアされやすいコンテンツ)
この2つを使い分けることが大切だと言われておりました。

ウェブライダー松尾さんは、このストーリーを構築する力がものすごいのだと思います。
薬剤師マキの調剤なる日々

東京Excel物語

ユーザーの行動を魅力的なストーリーに乗っけることが、結果的に検索エンジンで上位表示される=SEO対策が成功ということになるのだと考えました。

はじめて、ウェブライダー松尾さんの話を聞かせてもらいましたが、
普段はつまらないSEOの話が本当に面白かった。

セミナーの冒頭にあったように、SEOに夢がありました。

Webは、商品で差別化できなくてもいい、表現で差別化を図れば勝てる。

この前提条件をつくれるだけのノウハウとスキルがあれば
ウェブライダーの経営理念「すべての人をヒーローに!」が実現できる。

このストーリー素晴らしいです!

セミナーの内容はユーストリームにもあります。
http://www.ustream.tv/recorded/40090629

自分なりにかってにまとめてしまいましたが、松尾さんの考えられていることとは、少しズレているかもしれません。
ちゃんとWEBライダーのことや、松尾さんの考えを知るにはSlideShareをご参照して頂いた方が良いと思います。


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