瀬戸内国際芸術祭のフィールドワークメモ。
犬島
犬島は、銅の精錬所として10年前に栄えた島。
精錬所の跡地を活かした美術館が一番の見所です。
▼犬島の地域再生について
スタッフの方から聞いた話によると、そもそもアートが先ではなく、限界集落への課題感から、島にアートを持ち込むことになったそうです。
ベネッセの福武さんが島の土地を買い、コンセプトを考え、アーティストを集めた。
美術館の中では、80年間島に暮らしているという、おばあちゃんが熱心に解説をしてくれた。
精錬所美術館の掃除や手入れをしているのは、島民の方々とのこと。
島民はいま50人。
銅の精錬所、石切業が栄えていたときは島民は3000人。
豊島(てしま)
豊島は棚田で有名な島。
棚田と海を同時に見れる豊島美術館まわりは絶景です。
豊島美術館 自然の中に溶け込む建築
同じ場所にあるカフェの写真ですが、本建築と同様の構造になっています。
自然の中で生きていることを感じられる空間。
安藤忠雄の地中美術館やベネッセミュージアムとも似ている印象。
人工的にはつくりだせない、自然がもっている美があるとしたら、それをどのように取り入れていくかが大切になってくると思う。
都市のデザインを考える上でたくさんのヒントをもらえた旅だった。