スキップしてメイン コンテンツに移動

【地域ブランディング】宮城県角田市 面川家を訪れる

恵比寿里庭プロジェクトに百姓先生として協力して頂いている
面川さん(常さん)が暮らし、働く宮城県角田市を訪ねてきました。
会津若松の復興支援ビジネスをしている折出くんと大豆を語る常さん。 

10月初旬に収穫したばかりの新米が山積みになっています。

午前中に角田を案内してもらった後は、なぜか
地域の運動会に参加。
毎年恒例とのことで、地域の方が大勢集まってました。

事前に3回くらいは大縄の練習して
朝6時からテントを建てる準備をして
お弁当を朝早くからつくり地域の人におすそ分けする

こういう自然な行為が地域コミュニティをつくっているのだと思う。

そして、常さんの地域が優勝!

その祝賀会にも参加。

16時から飲み始めて、22時までカラオケ。

思いもよらない形で角田地域の方々と親交を深めることができました。

ただ・・・
地方では、飲みニケーションができないと、やっていけないということは思いしらされた・・・皆さんお酒強すぎです。


子供の元気が良すぎる。町長曰く、この子どもたちがいるから、
あと20年は角田は大丈夫とのこと。納得!
角田の直売所 あぐりっと http://www.city.kakuda.miyagi.jp/syoko/page00154.shtml

タイのイサーンの商品も置いてありました。懐かしい。

角田とアジアの関係に関しては、あぶくま農学校のホームページに詳細は
記載されています。

何件か農家さんのところも訪問させて頂きました。
面川さんのお父さんを中心に、地に足をつけ、革新的なことを仕掛けている角田は、
深い哲学をもっている農家さんが多い印象を受ける。

農業の6次産業化と言われるが、6次化=漬物、乾き物などを作ることみたいな流れになっている。6次化=経営革新なんだ。農業に、もっと多様な視点を持込革新を起こしていくことが必要。
農家が集まるとTPP問題は、農業の問題だと議論されるが、日本人の食料問題なのだと。もっと広い視点で議論する必要がある。


これは、同地域で農家を営む伊藤 稔さんの言葉。


常さんも、農業という仕事=頑張っている、神聖な職業だと捉えられることがあることに疑問をもっているとのこと。

経済行為としての農業という視点を現場をみて、話を聞くことで考えさせられる。


2日目は大豆の収穫。面川家は一家総出です。



都市・恵比寿と、農村・角田

両方の地域がもつ資源を、もっともっと掘り下げ、つなげていければ大きな可能性が生まれるのではないか。



草の根レベルで、地域と地域をつなげるという、恵比寿里庭プロジェクトのコンセプトを再確認する。


お・も・て・な・し
おそらく、この言葉が似合うのは「東京」ではなく「角田」の方だと思います。



このブログの人気の投稿

Googleの創業者、ラリー・ペイジによるミシガン大学のスピーチ

仕事は世界を変える気持ちでワクワクと。 でも、一番大切なのは家族。 Google創設の裏にある家族との関係性や物語。 僕にとってはジョブズに続く、いつも聞き返したいスピーチ。 [全訳] Class of 2009! First I’d like you to get up, wave and cheer your supportive family and friends! Show your love! It is a great honor for me to be here today. Now wait a second. I know: that’s such a cliché. You’re thinking: every graduation speaker says that – It’s a great honor. But, in my case, it really is so deeply true – being here is more special and more personal for me than most of you know. I’d like to tell you why. 今日、この場にいられることは、私にとって大変光栄なことです。いや、ちょっと待ってください。いまの台詞は確かに月並みすぎます。皆さんも思ったでしょう。卒業式のスピーカーというのは、決まって「大変光栄なことです」と言うものだと。でも私の場合は、本当に心からそう思っているのです。私にとってこの場にいることは、皆さんの大半が考える以上に、特別で個人的な意味のあることなのです。 その理由をおお話しましょう。 A long time ago, in the cold September of 1962, there was a Steven’s co-op at this very university. That co-op had a kitchen with a ceiling that had been cleaned by student volunteers e very decade or so.   Picture a college girl named Gloria, climbing up

マーケティングの上流部分を設計するために身につけたいこと×3

4月からチームが変わり、フレッシュな新人も入り、、 改めてこれから求められるマーケッターってどんな人だろうか?と考えるようになりました。 自分の中では、これから求められる人材は上流部分を設計できる人。 マーケティングの上流部分とは ①コンセプト・戦略などの上流部分を設計できる人 ②アイデアを付加価値として出せる人 ③ビジネスモデル全体を理解して、長期的な戦略を構築できる というような要素をもっている人ではないかと思っています。 加えて、掲げたコンセプト、戦略を ・組織の「意思決定」までもっていける ・必要な人材を定義して、実行プロセスまでリーダーシップを発揮できる といったところまでできるとさらに良し。 上流部分を設計するために活用できる方法はたくさんあるけれど、今回は必要な「考え方」にフォーカスして、「身につけたいこと」まとめてみました。 社内の研修資料をつくっていて、これは共有できるといいなと思うことがボヤっとでてきたので・・・ 内容 アイデアは描く ビジュアルシンキングを身につける 戦略家としての表現方法を身につける 読書術を身につける ノート ①アイデアは描く ビジュアルシンキングを身につける ビジュアルシンキングは絶対に身につけた方がいい。 パソコンに向かって仕事をしたつもりになる、クライアントと打ち合わせをして、その場で言われていることを頑張ってタイピングして議事録をつくれば満足してしまうことは避けないとだめ。 ビジュアルシンキングを学ぶなら、この本を熟読すればOK。 描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング 参考URL ダン・ロームのビジュアルシンキングに関して概要がまとまっている記事です。 【オススメ】「超ビジュアルシンキング」ダン・ローム http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51668004.html ・MicrosoftのOffice(症候群PowerPointやExcel)に陥らない ※絶対に必要なソフトではあるけど フロッグの創始者ハルトムット ・エスリンガ ー

メタファーを活用したユーザー調査について(ZEMT法)

最近、マーケティングの施策を考えるときに もっと、ユーザーの行動や感情に目を向けないとなと考えるようになっています。 コトラーのマーケティング3.0を読みかえしていて、ブランドストーリーの構成要素の箇所が目に止まりました。 コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則 コトラーらによれば、ブランド・ストーリーにはキャラクター、プロット(筋書き)、メタファー(比喩)といった3つの重要な構成要素がある。優れたストーリー・プロットには、チャレンジ型(ヒーローが困難な敵を倒す)、コネクション型(この世に存在する断絶を埋める)、クリエイティブ型(新しい解決方法を生み出す)がある。また、そのさい、消費者の意識の根底にあるメタファーを明るみにする作業が有効である。例えば、7大メタファーとして、バランス、変化、旅行、容器、つながり、手段、コントロールがあるという。そしてキャラクターはストーリーの要である。「コトラーのマーケティング3.0」 消費者の意識の根底にあるメタファーを明るみにする作業 ここからインサイトを把握するプロセスはもっと現場に起こし込めるといいなと考えています。 理論的なところを勉強するより 形を変えながらでも実施して、何とかユーザーのことを理解しようという意識をもち動くことが大切だと感じています。 先日に書いた 伊右衛門のコンセプトメイキング についてでも、メタファーを活用した質問をして コンセプトをつくりだしたのは、専門性のある調査を実施したからではなく 何とかユーザーのことを理解しよう、お茶と生活との関係性を根本的に問い直そう といった調査に取り組む前のスタンスがあったからこそ成功したのだと思うのです。 優れたプロダクトやサービスのコンセプトをもっている企業は、 徹底的にユーザー調査を行い、ユーザーを理解し、そこからブランドのストーリーを組み立てている。 だから、ユーザー調査(特にメタファーを活用した手法)は現場で実践していこうと思っています。 ZEMT法 マーケティング3.0の中でも紹介されているのがZMET法。 ZMET調査(Zaltman Metaphor Elicitation Technique:ザルトマン・メタファー表出法)」 ザルトマンは、この手法を開発した