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生活視点でキャリアを考える


どうすれば、生活のなかに人とつながり、学び、適切なキャリアづくりにつなげることはできるかということに最近関心があり。キャリアを考えるときに仕事だけではなく、生活についても考えたほうがいいのではないかなと思っています。


仕事でイノベーションという言葉はよく聞くけれど、生活にもイノベーションが必要だと思っています。もう一度、生活や文化という視点を深く掘り下げて考えることが大切になってくるのではないでしょうか?      

どうも仕事と生活が切り離されて考えられていることに違和感が・・・
就職活動や会社で使われるキャリアには仕事という視点しか含まれていないように思います。

ここで自分の仕事と生活を振り返ってみる。
僕が仕事でも生活でも大切にしていることが3つあります。

つねに創造的であること(挑戦)

・人とつながりを広げ、深めること(社会性)
・すべてのこと、人から学び続けること(好奇心)

複数のコミュニティに所属するのが当たり前の時代。
一つのコミュニティ、例えば職場だけで3つの条件を満たすのは難しいです。

幸いなことに、
僕の場合は、シェアハウスに暮らすことで、多様な人とつながり、その暮らしの中からたくさんのことを学び、その学びはすべて仕事に活かすことができていると感じています。

自己実現の場は必ずしも仕事の場だけではありません。
生活の中で役割を見出し、創造的な活動を行い、人の役に立ち、たくさんの気づきを得られればその人の人生にとっては大きなプラスとなります。

だれと一緒に暮らすのか、どのようなコミュニティに所属してどのような役割を担うのかといったことが、本業の仕事にも強い影響があるのではないでしょうか
               
そう考えると仕事とプライベートを切り離す必要なんてないのではないと思います。
そもそも僕の考えでは、仕事は生活を豊かにするために行うもののはずです。

だから、キャリアも仕事だけではなく、生活も含めて考えた方が人生にとってプラスになるし、自然な感じがします。        

会社の中で使われる狭いキャリアにとらわれるのではなく、文化をどのように創っていくか、自分たちはどのようなライフスタイルをつくりだしていくのか、という大きな視点をもったほうが仕事もやりがいがあります。

どうすれば、もっと豊かな生活ができるのか。この視点を忘れずに仕事に取り組んでいきたい、改めて感じたので書いてみました。

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