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【読書記録】モデレーター聞き出す技術 〜ユーザーから本音を引き出してマーケティングに活かす〜

「モデレーター聞き出す技術」を読みました。
ユーザー調査の参考になるような方法論、マインドをメモしておきます。





質問の種類は4つに分けられる


①製品や製品にまつわる分野全体に関する質問

分野に対するイメージ
今はどんな種類の商品を使っているか?そのときの感覚は?

②製品についての基本情報に関する質問

使用頻度、評判、使用用途など

③製品とのかかわりについての質問

今までの人生で製品やその分野とどのように関わってきたか?

④モチベーション・リサーチ的な質問

商品を使う人をどう思うか?
自分の身のまわりの人で誰に合うと思うか?だれが喜びそうか?

参考:



モデレーターとして本音を引き出すための心構え

聞く態度についてまず意識したいこと

「この人になら話してもいい!と思ってもらう。」

①全身で表現する!
②相手を受け入れ、肯定する!
③自分の本当の姿や立場やスタンスはすべて消して、その日、その場の対象者にピントを合わせて向き合う!



①話し始めは、「バクっと」大きな網を投げる

話し始めは大きなイメージを!話題を限定しない。




②相手が話し出したら、ひと区切りつくまで、黙って待つ

話し始めの段階は特に、焦らず、待って、相手の話がひと区切りするまで黙って聞くことが
キーワードを導きだすために大切。


③「これだ!」というキーワードが出たら、まずはオウム返し!

気になる部分こそ、あえて突っ込まずに、そのまま返す。
「◉◉って気がする」
「ふうん。◉◉って気がするんだ」


④話があちこちしたら、「材料探しタイム」だと思えばいい。

先入観を取り払う。
先入観は、対象者がせっかく話してくれているのに、心の中で勝手にNGを出してしまっている。


⑤相手がノッてきたら、「お囃子」に徹する。


※知らず知らずの誘導尋問が、一番こわい!
「それって◉◉ってことですか?」と断定的に聞くのもNG

※聞いたことを1つの事実、1つの気持ちに整理する

「事実」と「気持ち」を切り分けて聞くというのは、消費者が感じている価値を「機能的価値」と「情緒的価値」に分けて聞くということなのです。


※製品の機能的な価値と情緒的な価値の両方を聞くことを心がける


▼5W1Hにプラスする
・そのほうがよろしいんですかね?
・どういう気持ちになれるのですか?
・どんないいことがあるの?


▼さらに深堀り
「並行してどんな商品をつかっていますか?」
「他に知っているのはどんなことですか?」
「振り返ってみてどう?」




聞いたことは視覚化して、さらに発展させよう




ファシリテーショングラフィックのポイント


①引き出す(問いを準備する)
②要約する(キャッチコピー)
③細くする(強調する(色付け、アイコン付け)繋げる(矢印))

この3つの要素をもって、ユーザーの声を引き出したら、図式化して整理してみる。

ヒアリング項目を整理する

このフェーズでは下記のようなフレームワークを活用すると整理しやすいです。

(マトリックス、親和図、ピラミッド図、論理構造、プロセス図、システム図、フィッシュボーン、マインドマップ、ロジックツリー)
※3つに分ける(MECE)
※マトリックスで整理する(Tチャート、ペイオフマトリックス、ポジショニングマップ、フォースフィールド分析)

※時間軸に並べる(過去・現在・未来) 








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