スキップしてメイン コンテンツに移動

【ビジネススケッチ】アースミュージック&エコロジーが仕掛けるアパレルレンタルサービス「メチャカリ」

アースミュージック&エコロジーが新しく開始したサービス「メチャカリ

参考記事

他業界に奪われたシェアを取り戻す——クロスカンパニーがアパレルのレンタルサービス「メチャカリ」を提供する理由

メチャカリの仕組み


月額利用料は5800円。アプリ上に掲載されるファッションアイテムを最大3点までのアイテムをレンタル可能。アプリ上で申請して返却(送付時に返却用の袋や送付状が付属する)すれば、返却した点数だけ再びレンタル可能になる仕組みだ。当初は同社の女性向けアパレルブランド「earth music&ecology」の商品のうち、靴やアクセサリーを除く1000パターン以上の商品を取り扱う。

60日間レンタルしたアイテムは返却せず、自分のものにできるのが大きな特徴だ。60日経過したタイミングでレンタル中のアイテムとして表示されなくなり、そのアイテム以外で最大3点のレンタルが可能になる。なお返却時には500円の手数料がかかる。ちなみにレンタルで届く商品はすべて新品なのだそう(理由については後述)。


ポイント


  • メーカーのポジションだからこそできるサービス
  • ビッグデータ(顧客の生データ)の解析による新商品開発
  • ティーン(20代)の層へ新たにアプローチする

  • 若者のファッション離れ

    若者のファッションにかける費用は、年々下がってきている。
    アパレルメーカーとしては新たな施策が必要となってきている。

    一方でスマホ利用率の増加は確実な流れとしてあるため、スマホEC市場をどうとっていくか・・・がアパレルメーカーにとって鍵になる。

    ビッグデータを活かす

    どのユーザーがどんな服を借りて、どんなコーディネートをするのか?
    どの商品は返品されて、どの商品は購入につながるのか?
    USEDで売れる商品カテゴリーは何か?

    こういった今までの店舗データ、ECサイトデータだけでは得られなかったデータを集められることで、今後の商品開発、サービス開発の幅が広がる。

    クロスカンパニーさんの今後の動きは楽しみです!




    このブログの人気の投稿

    マーケティングの上流部分を設計するために身につけたいこと×3

    4月からチームが変わり、フレッシュな新人も入り、、 改めてこれから求められるマーケッターってどんな人だろうか?と考えるようになりました。 自分の中では、これから求められる人材は上流部分を設計できる人。 マーケティングの上流部分とは ①コンセプト・戦略などの上流部分を設計できる人 ②アイデアを付加価値として出せる人 ③ビジネスモデル全体を理解して、長期的な戦略を構築できる というような要素をもっている人ではないかと思っています。 加えて、掲げたコンセプト、戦略を ・組織の「意思決定」までもっていける ・必要な人材を定義して、実行プロセスまでリーダーシップを発揮できる といったところまでできるとさらに良し。 上流部分を設計するために活用できる方法はたくさんあるけれど、今回は必要な「考え方」にフォーカスして、「身につけたいこと」まとめてみました。 社内の研修資料をつくっていて、これは共有できるといいなと思うことがボヤっとでてきたので・・・ 内容 アイデアは描く ビジュアルシンキングを身につける 戦略家としての表現方法を身につける 読書術を身につける ノート ①アイデアは描く ビジュアルシンキングを身につける ビジュアルシンキングは絶対に身につけた方がいい。 パソコンに向かって仕事をしたつもりになる、クライアントと打ち合わせをして、その場で言われていることを頑張ってタイピングして議事録をつくれば満足してしまうことは避けないとだめ。 ビジュアルシンキングを学ぶなら、この本を熟読すればOK。 描いて売り込め! 超ビジュアルシンキング 参考URL ダン・ロームのビジュアルシンキングに関して概要がまとまっている記事です。 【オススメ】「超ビジュアルシンキング」ダン・ローム http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/51668004.html ・MicrosoftのOffice(症候群PowerPointやExcel)に陥らない ※絶対に必要なソフトではあるけど フロッグの創始者ハルトムット ・エスリンガ ー

    Googleの創業者、ラリー・ペイジによるミシガン大学のスピーチ

    仕事は世界を変える気持ちでワクワクと。 でも、一番大切なのは家族。 Google創設の裏にある家族との関係性や物語。 僕にとってはジョブズに続く、いつも聞き返したいスピーチ。 [全訳] Class of 2009! First I’d like you to get up, wave and cheer your supportive family and friends! Show your love! It is a great honor for me to be here today. Now wait a second. I know: that’s such a cliché. You’re thinking: every graduation speaker says that – It’s a great honor. But, in my case, it really is so deeply true – being here is more special and more personal for me than most of you know. I’d like to tell you why. 今日、この場にいられることは、私にとって大変光栄なことです。いや、ちょっと待ってください。いまの台詞は確かに月並みすぎます。皆さんも思ったでしょう。卒業式のスピーカーというのは、決まって「大変光栄なことです」と言うものだと。でも私の場合は、本当に心からそう思っているのです。私にとってこの場にいることは、皆さんの大半が考える以上に、特別で個人的な意味のあることなのです。 その理由をおお話しましょう。 A long time ago, in the cold September of 1962, there was a Steven’s co-op at this very university. That co-op had a kitchen with a ceiling that had been cleaned by student volunteers e very decade or so.   Picture a college girl named Gloria, climbing up

    メタファーを活用したユーザー調査について(ZEMT法)

    最近、マーケティングの施策を考えるときに もっと、ユーザーの行動や感情に目を向けないとなと考えるようになっています。 コトラーのマーケティング3.0を読みかえしていて、ブランドストーリーの構成要素の箇所が目に止まりました。 コトラーのマーケティング3.0 ソーシャル・メディア時代の新法則 コトラーらによれば、ブランド・ストーリーにはキャラクター、プロット(筋書き)、メタファー(比喩)といった3つの重要な構成要素がある。優れたストーリー・プロットには、チャレンジ型(ヒーローが困難な敵を倒す)、コネクション型(この世に存在する断絶を埋める)、クリエイティブ型(新しい解決方法を生み出す)がある。また、そのさい、消費者の意識の根底にあるメタファーを明るみにする作業が有効である。例えば、7大メタファーとして、バランス、変化、旅行、容器、つながり、手段、コントロールがあるという。そしてキャラクターはストーリーの要である。「コトラーのマーケティング3.0」 消費者の意識の根底にあるメタファーを明るみにする作業 ここからインサイトを把握するプロセスはもっと現場に起こし込めるといいなと考えています。 理論的なところを勉強するより 形を変えながらでも実施して、何とかユーザーのことを理解しようという意識をもち動くことが大切だと感じています。 先日に書いた 伊右衛門のコンセプトメイキング についてでも、メタファーを活用した質問をして コンセプトをつくりだしたのは、専門性のある調査を実施したからではなく 何とかユーザーのことを理解しよう、お茶と生活との関係性を根本的に問い直そう といった調査に取り組む前のスタンスがあったからこそ成功したのだと思うのです。 優れたプロダクトやサービスのコンセプトをもっている企業は、 徹底的にユーザー調査を行い、ユーザーを理解し、そこからブランドのストーリーを組み立てている。 だから、ユーザー調査(特にメタファーを活用した手法)は現場で実践していこうと思っています。 ZEMT法 マーケティング3.0の中でも紹介されているのがZMET法。 ZMET調査(Zaltman Metaphor Elicitation Technique:ザルトマン・メタファー表出法)」 ザルトマンは、この手法を開発した