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TEDのプレゼンから学ぶ〜数字で考えることの大切さ〜



「広告はすべて、「ブランドイメージ」という複雑なシンボルに貢献するためのものと考えねばならない。そのように長い目で見れば、日々の問題の多くは自ずから解決するはずだ。」

「我々は売る、そうでなければ存在価値がない」

ある広告人の告白 デイヴィッド・オグルヴィ

オグルヴィが50年前に書いた本にあるように、広告やデザインは売上につながってこそ意味をなすものです。

オグルヴィはビジネスを成功させるために広告という手法をとりました。

だから、明確に売上を明確な指標として打ち出したのでしょう。

NPO、ソーシャルビジネス、CSRのプロジェクトにおいてプロモーションを行うということは、ゴール設定が必ずしも売上だけではないはずです。

定義をする=指標をしっかりと定めて効果測定を行いましょう。

これはマーケティングの鉄則であると思いますが、NPOにおいては、さらに大切(というより、意識を高めないといけない)と思います。

指標がないと、イベントに参加しても、ワークショップをやっても自己満足で終わってしまうケースが多いからです。

仮に効果測定ができていたとしても、そのイベントが、どのような社会的な価値を生み出していたのか?という点が効果測定ができていたかまで振り返る必要があると思うのです。

わかりやすい指標

わかりやすい指標ですとこの2つになるかと思います。

①寄付金額
このイベントに参加することで、活動資金になる寄付をいくら以上集める。

②会員登録数
このイベントに参加することで、会員登録数を何人まで増やす。
確かにわかりやすいですね。

でも、寄付金額がどれだけ集まったか、会員登録数がどれだけ増えたか・・・
これってかなり自己満足な指標ですよね?

大切なのは・・・

社会的なインパクトをどのように計測するか?

ここだと思います。社会的なインパクト!

社会的なインパクトとは、社会問題の解決につながっているかということ。

継続するための活動をしていては、NPOであること、CSRのプロジェクトであることの意味がないはずです。

ソーシャルビジネスであれば、活動がどれだけ社会的な課題解決につながったのか?
という問いに答える必要があると思います。

そのインパクトがあれば、多くの人から共感してもらえ、結果的には寄付も集まるのだと思います。

共感してもらうことが大切だとはよく言われますが、突き詰めると

「本当に意味がある活動だと認識されるか」

が大切なのだと思います。

ここは非常に測定しにくい部分であると思います。
ただ、ここをしっかりやっている、そして伝えているのがビル・ゲイツだったり
room to readだったりするのだと思います。

参考にしたいTEDのプレゼン

活動がどれだけ社会へインパクトを与えているのかを伝えるために参考になるのはTED。
ビル・ゲイツのTEDでのプレゼンを参考にしてみてください。
・中退率を3割以上に引き上げなければなりませんでした。
・白人以外の生徒の場合、中退率は5割を超えます。
・上位4分の1に位置する教師たちはクラス全体のテスト結果を1年で1割以上、上昇させるのです。
プレゼンの中で指標となる数字がよく出てきます。

何の課題を、どこまで解決しようと考えている。しかもビル・ゲイツが取り組もうとしているということで共感を得やすそうです。

社会へのインパクトを計測するためには、自分たちが取り組んでいる社会の問題を数値で計測する必要があることがわかります。


さらに、ジェイミー・オリバーはプレゼンで取り組んでいる課題に関して
残念ながらここで18分お話している間に4人のアメリカ人が死ぬのです。食が原因です。
このようなインパクトのある切り出し方をします。
子どもたちに食の教育を
  

こちらはroom  to readが活用しているバナーです。
 サイトはこちら⇒room to read
ご支援ください。2015年までに1000万人の子どもたちに教育を
何をしようとしているのかが一目でわかります。
さすがですね!!

支援者は、営利企業の株主と違って、売上をみているのではなく
社会へのインパクトをみているのです。

だから、寄付、会員登録数といった内向きの指標だけではなく、
社会にどれだけのインパクトを与えたかという外向きの指標が必要だと考えています。

まとめ

①寄付や会員登録数の目標だけではなくて、社会的課題解決の指標をつくりましょう。
②そのために自分たちが取り組んでいる課題を数字で把握しましょう。
③数字で自分たちが何を達成しようとしているのかを伝えましょう。
この3つが大切なのだと思います。
 さんの 
からヒントをもらい書いた記事になります。

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