今回の内容は、「ふるさと納税」に関してです。 成功している自治体は何をやっているか? を知るために・・・ ふるさと納税の成功事例として取り上げられることが多い、北海道の上士幌町を分析してみました。 今回調べてみて思いましたが・・・ ふるさと納税で成功している自治体は、顧客=納税者と丁寧にコミュニケーションをとっています。納税者のニーズに応えることを徹底的に行っています。 やはりWebマーケティング、Webを活用したコミュニケーションは自治体再生には鍵になってくるだろうなと思っています。 今回は、ビジネスモデルキャンパスをもとにした分析から、成功要因の特定をしてみました。自治体やNPOの事業全体像を整理するのにもビジネスモデルキャンパスは役に立ちます。 ポイントはチャネルとカスタマーリレーションの部分にある 上士幌町の概要 住民一人あたり19万2千円の納税額!!! 上士幌町は、人口5千人弱の住民数でありながら、2015年度のふるさと納税額は全国3位につけています。2015年度の納税額は、なんと・・・ 9億6千万円 に達しています。 また、ふるさと納税額を増やす取り組みのみに終わらず、観光や移住へ納税者を転換するための取り組みも積極的に行っているのがすごいところです。 上士幌町の「ふるさと納税における成功要因」 上士幌町のふるさと納税における成功要因として3つ抽出してみました。 ITを徹底的に活用! 納税者をファン化するための丁寧なコミュニケーション! (オンラインとオフラインの統合) 子育て・少子化対策とふるさと納税を結びつける! 一つずつ説明していきます。 ①IT活用の取り組み IT活用の全体像 上士幌町では、複数のメディアを運営しており、Webを活用した新規納税者の獲得と、納税者をファン化し、町との関わりを深くしていくための取り組みに力を入れています。 メディア全体像 オウンドメディア と特設サイトをうまく使いこなしています! 民間企業並にITを駆使して顧客のニーズに応えています。 ===================サイトの詳細はこちらから===================
多世代交流型のコミュニティづくりのヒントとなる好事例「シェア金沢」について。 全国で標準化されたケアサービスを提供するのではなく、地域の独自資源を活かし、個別のニーズに基づいた働き方・暮らし方をデザインする発想が求められてきていることに気付かされます。 事例:シェア金沢 http://share-kanazawa.com/ 関連ニュース “ごちゃ混ぜ”街作り 金沢発!大注目コミュニティ http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/cambria/vod/post_114832/ 「終の住処」どこに? 「日本版CCRC」と移住高齢者の選択 https://newspicks.com/news/1552010 シェア金沢について要約 ・シェア金沢は、高齢者や学生、障がい者など、およそ70人が一緒に暮らす「多世代共生タウン」 ・住まいだけではなく、敷地内には、クリーニング店やレストラン、売店、天然温泉、さらにデイサービス施設もあり ・就労の場も兼ね揃えており、障害者就労、近隣の大学生が高齢者のケアをするなど、多様な働く場として機能している TKコメント Newspicks 今朝にカンブリア宮殿でシェア金沢の特集をみました。高齢者介護の場、障害者の働く・暮らす場、地域住民にとっての憩いの場・・・ 少子高齢化社会に必要な場が統合されて、ひとつの「マチ」として運営されている素晴らしいモデルだと歓心しました。 このような取り組みを、CCRC(Continuing-Care-Retirement-Community)≒継続的なケア付き引退後コミュニティと呼ぶようです。 シェア金沢は、金沢大学の近くに位置していて、大学連携型のCCRCとのこと。 参考:地方創生のエンジン「日本版CCRC」の可能性 http://platinum.mri.co.jp/recommendations/proposal/platinum-ccrc 最近は、待機児童ならぬ、待機老人という言葉も出ているようで、住まい方・働き方は世代を跨いで統合的な解決策が求められているのだと感じます。 低所得者向けの住宅として、空き家活用を進める記事が出ておりましたが、日本版CCRCの動きともつながってくると