「活動の成果を効果測定して、わかりやすく伝える」
ことはファンドレイジング成功のポイントとなります。
ただ、ほとんどの団体が、
・効果測定をする時間が取れていない
・どう伝えていいのかわからない
・・・
という状態に陥ってしまっていると思います。
今回は、「インフォグラフィック」という手段を活用することで、
「効果測定して、わかりやすく伝える」
という文化を組織に根付かせるをテーマにまとめてみました。
まずは伝えるという点から。
わかりやすく伝えるとは
このような意味合いになります。
インフォグラフィックとは
wikipediaより
具体例を見た方がわかりやすいですね。
Teach for Americaのホームページをみると、サイト内にインフォグラフィックがうまく活用されています。
この3つについてみていきたいと思います。
自分たちが取り組んでいる課題をデータを根拠にわかりやすく説明しています。
一般的な文字だけの団体概要ページより圧倒的にわかりやすいです。
https://www.teachforamerica.org/about-us/our-mission/our-impact
どんな変化を起こしてきたのか、目に見える数値の変化を起こすことができたのかが
明確に説明されています。
データにて活動の成果を根拠をもとに伝えた後に、最後に動画で共感を生むという動線になっている点が素晴らしいです。
動画では活動の中で登場する子供達の様子や、キーマンのインタビューが載せられています。データだけではなく、最終的に活動の共感を呼ぶのは関わる人の姿、その人たちが何を考え、どのような想いをもっているのかという点です。
課題の現状を明確に示すという点では、下記のようなインフォグラフィックが作成されていますね。
http://visual.ly/tag/teach-america
インフォグラフィックのタイトル:Everything you need to know
すべての人が知っておくべきこと
というインパクトのあるタイトルで課題がわかりやすく説明されています。
海外のNPOはインフォグラフィックをファンドレイジングキャンペーンけではなく、日々の支援者とのつながりを豊かなものにするため効果的に活用しています。
ここはさらに研究を進めていこうと思います!
ここですよね!
しかし・・・・・・・・・
美しいインフォグラフィックを作成する方法を自分も知りません。
グラフィックデザイナーではないので・・・
重要なのは・・・・・・・・
効果測定 > 伝える
まずは、自分たちの活動を可視化する=見える化するということが必要になってきます。
見える化して、分析します。
効果測定です。
効果測定 > 伝える
これは絶対的に原則で絶対に守るべきこと。
活動を見える化するプロセスを大切にしないとだめです。
個人的には、
インフォグラフィックを作成するというプロセス自体が意味あるものだと思っています。
なぜかと言うと、
「自分たちの活動は数値に置き換えてインパクトのある成果を出せているか?」
と問うことにつながるからです。
良い振り返り、良い問いがないのに
「伝える」ということばかりに目が行ってしまうのは避けなければいけません。
とくに避けたいのは、いきなり綺麗なインフォグラフィックを作成しようとツール活用に走ることです。
例えば下記の記事に紹介される通り、インフォグラフィックを作成できるツールは日本語対応でも増えてきています。
驚くほど簡単にインフォグラフィックを作成できる無料ツール7選
http://bazubu.com/infographictools-6427.html
ただ、何度も申し訳ないですが
効果測定 > 伝える
です。
じゃあ、何をすればいいの??
というところですが、まずは下記のプロセスを組織として定期的に取り組むようにすれば良いのではと考えています。
例えば・・・
月次で活動の振り返りを行う際に、ビジュアルシンキングを取り入れて、そこから伝える価値のあるものを抽出してインフォグラフィック作成する
といった形で月次のワークフローに組み込むのも効果的ではないかと考えています。
プロトタイプ作成の際は、ダン・ロームのビジュアルシンキングのフレームワークを参考にできるといいと思います。
作成したインフォグラフィックのプロトタイプをメンバーの中で確認し合って、
これは時間を使ってデザインに落とすといいよね!というものに工数を割り当てていく、というプロセスをとれるといいと思います。
※NPOの場合は外部にデザインが得意なことをしっかり確保しておいた方が良いですね。
職員の方や中心メンバーがやるべきは、プロトタイプづくりまでが良いかと。
インフォグラフィックの活用に関して書きましたが、インフォグラフィックを活用することが目的にならず、「見える化」することの意味を考えることが大切になってきます。
改めて・・・
効果測定 > 伝える
良い効果測定ができれば、自然に伝えるはついてくるはずです。
ぜひ、日々の振り返りや、サイト制作、パンフレット作成などにインフォグラフィック、広くはビジュアルシンキングを取り入れるといいと思います!
それにしても、海外のインフォグラフィック、ビジュアルストーリーテリングの質の高さは驚きです。
PinterestにNPO Marketingのボードを作って収集しているので、ぜひ表現の参考にして頂けると嬉しいです!
黒澤 友貴 Kurosawa Tomoki さんの Pinterest ボード「NPO Marketing」をフォローしましょう。
ことはファンドレイジング成功のポイントとなります。
ただ、ほとんどの団体が、
・効果測定をする時間が取れていない
・どう伝えていいのかわからない
・・・
という状態に陥ってしまっていると思います。
今回は、「インフォグラフィック」という手段を活用することで、
「効果測定して、わかりやすく伝える」
という文化を組織に根付かせるをテーマにまとめてみました。
NPOの活動をわかりやすく伝える
まずは伝えるという点から。
わかりやすく伝えるとは
- 自分たちが取り組んでいる問題を「わかりやすく伝える」
- 課題解決のために行っている活動を「わかりやすく伝える」
- 活動の結果、何が変わったのかを「わかりやすく伝える」
このような意味合いになります。
「わかりやすく伝える」ためのインフォグラフィック活用
インフォグラフィックとは
wikipediaより
インフォグラフィック(英語: infographics)は、情報、データ、知識を視覚的に表現したものである。インフォグラフィックは情報を素早く簡単に表現したい場面で用いられ、標識、地図、報道、技術文書、教育などの形で使われている。
具体例を見た方がわかりやすいですね。
Teach For Americaのインフォグラフィック事例
Teach for Americaのホームページをみると、サイト内にインフォグラフィックがうまく活用されています。
- ミッション
- 活動のインパクト
- 課題の現状
この3つについてみていきたいと思います。
①NPOとしてのミッションをインフォグラフィックで伝える
https://www.teachforamerica.org/about-us/our-mission自分たちが取り組んでいる課題をデータを根拠にわかりやすく説明しています。
一般的な文字だけの団体概要ページより圧倒的にわかりやすいです。
②NPOとしての活動インパクトをインフォグラフィックで伝える
Teach for americaのインパクト×インフォグラフィック事例https://www.teachforamerica.org/about-us/our-mission/our-impact
どんな変化を起こしてきたのか、目に見える数値の変化を起こすことができたのかが
明確に説明されています。
データにて活動の成果を根拠をもとに伝えた後に、最後に動画で共感を生むという動線になっている点が素晴らしいです。
動画では活動の中で登場する子供達の様子や、キーマンのインタビューが載せられています。データだけではなく、最終的に活動の共感を呼ぶのは関わる人の姿、その人たちが何を考え、どのような想いをもっているのかという点です。
③NPOとして取り組んでいる課題の現状を伝える
課題の現状を明確に示すという点では、下記のようなインフォグラフィックが作成されていますね。
http://visual.ly/tag/teach-america
インフォグラフィックのタイトル:Everything you need to know
すべての人が知っておくべきこと
というインパクトのあるタイトルで課題がわかりやすく説明されています。
海外のNPOはインフォグラフィックをファンドレイジングキャンペーンけではなく、日々の支援者とのつながりを豊かなものにするため効果的に活用しています。
ここはさらに研究を進めていこうと思います!
どうやってインフォグラフィックをつくるの?
ここですよね!
しかし・・・・・・・・・
美しいインフォグラフィックを作成する方法を自分も知りません。
グラフィックデザイナーではないので・・・
重要なのは・・・・・・・・
効果測定 > 伝える
まずは、自分たちの活動を可視化する=見える化するということが必要になってきます。
見える化して、分析します。
効果測定です。
効果測定 > 伝える
これは絶対的に原則で絶対に守るべきこと。
活動を見える化するプロセスを大切にしないとだめです。
個人的には、
インフォグラフィックを作成するというプロセス自体が意味あるものだと思っています。
なぜかと言うと、
「自分たちの活動は数値に置き換えてインパクトのある成果を出せているか?」
と問うことにつながるからです。
良い振り返り、良い問いがないのに
「伝える」ということばかりに目が行ってしまうのは避けなければいけません。
とくに避けたいのは、いきなり綺麗なインフォグラフィックを作成しようとツール活用に走ることです。
例えば下記の記事に紹介される通り、インフォグラフィックを作成できるツールは日本語対応でも増えてきています。
驚くほど簡単にインフォグラフィックを作成できる無料ツール7選
http://bazubu.com/infographictools-6427.html
ただ、何度も申し訳ないですが
効果測定 > 伝える
です。
組織のワークフローにビジュアルシンキングを取り入れる
じゃあ、何をすればいいの??
というところですが、まずは下記のプロセスを組織として定期的に取り組むようにすれば良いのではと考えています。
- 素材を集める(活動に関連するデータ)
- テーマ・切り口を決める(課題を明確にする)
- 手書きでプロトタイプをつくる
月次で活動の振り返りを行う際に、ビジュアルシンキングを取り入れて、そこから伝える価値のあるものを抽出してインフォグラフィック作成する
といった形で月次のワークフローに組み込むのも効果的ではないかと考えています。
プロトタイプ作成の際は、ダン・ロームのビジュアルシンキングのフレームワークを参考にできるといいと思います。
作成したインフォグラフィックのプロトタイプをメンバーの中で確認し合って、
これは時間を使ってデザインに落とすといいよね!というものに工数を割り当てていく、というプロセスをとれるといいと思います。
※NPOの場合は外部にデザインが得意なことをしっかり確保しておいた方が良いですね。
職員の方や中心メンバーがやるべきは、プロトタイプづくりまでが良いかと。
インフォグラフィックの活用に関して書きましたが、インフォグラフィックを活用することが目的にならず、「見える化」することの意味を考えることが大切になってきます。
改めて・・・
効果測定 > 伝える
良い効果測定ができれば、自然に伝えるはついてくるはずです。
ぜひ、日々の振り返りや、サイト制作、パンフレット作成などにインフォグラフィック、広くはビジュアルシンキングを取り入れるといいと思います!
それにしても、海外のインフォグラフィック、ビジュアルストーリーテリングの質の高さは驚きです。
PinterestにNPO Marketingのボードを作って収集しているので、ぜひ表現の参考にして頂けると嬉しいです!
黒澤 友貴 Kurosawa Tomoki さんの Pinterest ボード「NPO Marketing」をフォローしましょう。