「家を開くことで都心・恵比寿で地域がつながるしくみをつくる」をコンセプトにいま企画を進めています。
シェアハウスは地域の拠点になり得るのだろうか?
シェアハウスを拠点として、地域とつながっていく仕組みをつくろうと2年間弱、恵比寿に関わってきました。
シェアハウスは地域の拠点になり得るのだろうか?
これがこの2年間考えてきたことです。
この問いの答えは、地域の拠点になり得るけれど、「仕組み」がないと厳しいということです。
身内は集まるけれど、肝心な近隣住民(地域の人)を巻き込めていないことが大きな課題。近隣住民を巻き込む仕組みをデザインするという視点がもっと必要になってくるのだろうと最近感じています。
本屋にはコミュニティデザイン関連の本が山積みされている。若者中心に地域やコミュニティに関心をもつようになっている。一種の流行りであるソーシャルビジネス、コミュニティデザイン、地域活性など、キレイな言葉だけに一人歩きしやすいし、自分もしっかりと流されてきました・・・
「住み開き」提唱者のアサダワタルさんだったり、コミュニティデザイナーの山崎亮さんは、仕組みをデザインすることがうまいのだと思います。
イベントを開催するという点ではなく、コミュニティをつくるという面で動くこと。
シェアハウス内で完結するイベントではなく、地域とつながり、ゆるやかに関係性をつくっていくことに考え方を変えていく。これが今年の学びです。
2012年はシェアハウスで暮らすことの意味を色々と考え、東北・陸前高田を訪問して地方へと視点を広げることができた。農家さんとつながり、恵比寿企画の土台をつくることができた。
素材は揃えることができたから、2013年は「都心・恵比寿で家と地域がつながる、さらに都心と地方がつながる」仕組みをつくること。
まだまだできることはたくさんある。地域との関わり方、地域住民の巻き込み方・継続的な運営のやり方までコミュニティをデザインする可能性を探っていきたいと思っています。
"You Can't Connect the Dots Looking Forward; You Can Only Connect Them Looking Backwards " Steve Jobs
「将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。」