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【北浦和PJ】消費から参加へ


昨日は恵比寿から離れ、大学の先生が行っている北浦和PJに参加。






浦和の町を歩き、それぞれが町で生活している中で感じていることを共有し、アクションを考える。
足を使って町のことを知り、人とつながりながら町との接点を考える。
(自分は途中からの参加なので商店街を2本歩いただけです)


みんなの町歩きの感想を自分なりに整理すると


地域住民が抱えている問題は

「だれもが人とつながりたいと思っていても地域にとけ込む仕組みがない」
ということ。


・高齢者や主婦などの地域住民が買い物へいっても会話がない、あるのは疎外感のみ
・高齢者だと孫もこないし、近隣に知人がいなくなって孤独になる

駅前には高層マンションが建設され、大型のショッピングモールがつくられ

さらに高齢者向けには宅配サービスが用意され、町に出て、人と関わらなくても生活が成り立つようになる。

便利さと経済性だけを追求してしまうと、商店街はシャッター通りとなり、昔ながらの個人商店はなくなり、町の文化は継承されなくなってしまう。。


町並みがなくなり、歩いていてもつまらない
文化がなくなり、生活=消費という構造が出来上がる
町にいても面白くないし、若者は外に出て、高齢者は家にこもる


このような悪循環が生まれてしまっている・・・

地域住民が、町づくりに対して消費者として受動的に傍観するのではなく、参加者として積極的にテクストを形づくれるような仕組みをつくっていく必要があるんだろうな。。



人、お店、商店街、踊り、農園・・・資源はどの町にも豊富にあるはずです。


人びとを場に参加させ、お互いにつなぎとめるメディアづくりを意識して、もう一度町にある資源を見つめ直してみようと思います。






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