非営利組織に学ぶビジネスの知恵
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よく聞かれるのは、NPOはビジネスの世界からもっと学ばなければいけないということ。
ちなみに、ビルゲイツの奥さんであるメリンダ・ゲイツは「NPOがコカ・コーラから学ぶべきこと」というテーマでTEDプレゼンテーションを行っています。
本書はその逆の発想として、ビジネスの世界が非営利企業から学べぶべきことをテーマに11の項目に分かれている。
【目次】
①社員のやる気を最大化する
②お金をかけずにブランドをつくる
③外部の人材を活用する
④賢くお願いする
⑤お客さまを味方につける
⑥役員にもっと働いてもらう
⑦能力を引き出す人事を行う
⑧ストーリーを知ってもらう
⑨財務を上手に管理する
⑩物ぶつ交換を活用する
⑪イノベーションを生み出す
僕は社会人1年目も学生時代から関わっていたNPO法人ぱれっとに関わり続けています。
同じように忙しい中でも関わり続けている社会人ボランティアの方々は、みんな本業での仕事と両立してNPOに関わっています。
一番お世話になっている先輩は大手の会社に勤めながらもNPOの理事になり、海外にもとんでしまっている。ちなみに勤めは大阪だけれでも、イベントや集まりがあるため月2回以上は東京に来ています。
なぜNPOに関わるのか?
理由は様々だと思いますが、一言で表すと学ぶことが多いからです。
自分なりに、NPOと関わっている中でどのような学びがあったのかを整理してみました。
①ストーリーで人を動かす
現在は広報のプロジェクトに関わらせてもらっていますが、同じ広報戦略を考えるのでも、営利と非営利ではかなり考え方が違ってきます。
寄付を集めるためには、お金ではない他の何かで人の気持ちを動かすことが大切です。その何かとは、未来のために解決しなければいけない社会的課題だったり、関わることの意義だったり、かなり抽象的なものになります。
抽象的なことを言語化していく作業は、かなり難しいです。
それでも、ターゲットとなる人をイメージし、どうすれば共感し、活動に参加してもらえるかを考える作業から、どうすれば人の感情を根本的な部分から揺さぶることができるかという、プロモーションの基本的な部分を考えさせてもらうことができます。
②コラボレーションのの意識
NPOは自分たちの団体だけで何かをやろうという考えはあまりないのではないかと思います。なぜならば、社会を変えることを第一に考えるので、どの団体よりも評価されよう、大きくなろうということはどうでもいいのではないでしょうか。
競合ではなく恊働。どのようにお互いの強みを活かし合い、コラボレーションができるかということを第一に考える。
この課題を解決するのであれば、この団体に頼んでみよう。この人と協力したらもっとおもしろくなるのではないか。などの言葉が会議の中でも頻繁に出てくることが多いです。
営利の仕事でもお金とか利害関係に捉われずに、柔軟にコラボレーションの可能性を考えたいものです。
③企業のあるべき姿を考える
NPOは何のために存在しているのか、何のために仕事をしているのかということが強く問われます。本当に社会に必要とされていなく、共感を生まないような活動は淘汰されていくだけ。当然ですが、これは営利企業も同じ。
自分たちは何のために存続している組織なのか?
どの分野で社会に一石を投じるのか?
このような質問に対して明確な答えをもつことができれば、働いている人も会社人から社会人に変わり、やりがいを見出せないと愚痴をこぼす人も少なくなるのではないかと思います。
僕たちは一つの組織に捉われるのではなく、社会やコミュニティとの接点を増やしていく新しい働き方を探していく必要があるのではないでしょうか?
仕事で学び、NPOに関わり、コミュニティ活動から学ぶ。多様な人との関わりの中から学び続けるために、NPOに深く関わることは個人的にはオススメです。
フリーランスでなくても営利、非営利に関係なくクロスして働くことができる環境をつくっていきたいと思っています。
関連リンク
・シアワセ最大化〜新しい働き方「プロボノ」
・プロノボという新しいキャリアパス
・会社以外のコミュニティに所属するために社会貢献する
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よく聞かれるのは、NPOはビジネスの世界からもっと学ばなければいけないということ。
ちなみに、ビルゲイツの奥さんであるメリンダ・ゲイツは「NPOがコカ・コーラから学ぶべきこと」というテーマでTEDプレゼンテーションを行っています。
本書はその逆の発想として、ビジネスの世界が非営利企業から学べぶべきことをテーマに11の項目に分かれている。
【目次】
①社員のやる気を最大化する
②お金をかけずにブランドをつくる
③外部の人材を活用する
④賢くお願いする
⑤お客さまを味方につける
⑥役員にもっと働いてもらう
⑦能力を引き出す人事を行う
⑧ストーリーを知ってもらう
⑨財務を上手に管理する
⑩物ぶつ交換を活用する
⑪イノベーションを生み出す
僕は社会人1年目も学生時代から関わっていたNPO法人ぱれっとに関わり続けています。
同じように忙しい中でも関わり続けている社会人ボランティアの方々は、みんな本業での仕事と両立してNPOに関わっています。
一番お世話になっている先輩は大手の会社に勤めながらもNPOの理事になり、海外にもとんでしまっている。ちなみに勤めは大阪だけれでも、イベントや集まりがあるため月2回以上は東京に来ています。
なぜNPOに関わるのか?
理由は様々だと思いますが、一言で表すと学ぶことが多いからです。
自分なりに、NPOと関わっている中でどのような学びがあったのかを整理してみました。
①ストーリーで人を動かす
現在は広報のプロジェクトに関わらせてもらっていますが、同じ広報戦略を考えるのでも、営利と非営利ではかなり考え方が違ってきます。
寄付を集めるためには、お金ではない他の何かで人の気持ちを動かすことが大切です。その何かとは、未来のために解決しなければいけない社会的課題だったり、関わることの意義だったり、かなり抽象的なものになります。
抽象的なことを言語化していく作業は、かなり難しいです。
それでも、ターゲットとなる人をイメージし、どうすれば共感し、活動に参加してもらえるかを考える作業から、どうすれば人の感情を根本的な部分から揺さぶることができるかという、プロモーションの基本的な部分を考えさせてもらうことができます。
②コラボレーションのの意識
NPOは自分たちの団体だけで何かをやろうという考えはあまりないのではないかと思います。なぜならば、社会を変えることを第一に考えるので、どの団体よりも評価されよう、大きくなろうということはどうでもいいのではないでしょうか。
競合ではなく恊働。どのようにお互いの強みを活かし合い、コラボレーションができるかということを第一に考える。
この課題を解決するのであれば、この団体に頼んでみよう。この人と協力したらもっとおもしろくなるのではないか。などの言葉が会議の中でも頻繁に出てくることが多いです。
営利の仕事でもお金とか利害関係に捉われずに、柔軟にコラボレーションの可能性を考えたいものです。
③企業のあるべき姿を考える
NPOは何のために存在しているのか、何のために仕事をしているのかということが強く問われます。本当に社会に必要とされていなく、共感を生まないような活動は淘汰されていくだけ。当然ですが、これは営利企業も同じ。
自分たちは何のために存続している組織なのか?
どの分野で社会に一石を投じるのか?
このような質問に対して明確な答えをもつことができれば、働いている人も会社人から社会人に変わり、やりがいを見出せないと愚痴をこぼす人も少なくなるのではないかと思います。
僕たちは一つの組織に捉われるのではなく、社会やコミュニティとの接点を増やしていく新しい働き方を探していく必要があるのではないでしょうか?
仕事で学び、NPOに関わり、コミュニティ活動から学ぶ。多様な人との関わりの中から学び続けるために、NPOに深く関わることは個人的にはオススメです。
フリーランスでなくても営利、非営利に関係なくクロスして働くことができる環境をつくっていきたいと思っています。
関連リンク
・シアワセ最大化〜新しい働き方「プロボノ」
・プロノボという新しいキャリアパス
・会社以外のコミュニティに所属するために社会貢献する