図書館は、市民やビジネスマンにとっても知識創造の拠点、コミュニティの 核として機能させることができるのではないか?
と漠然と思っているところがあり、つながる図書館: コミュニティの核をめざす試み (ちくま新書) を読む。
「調べる」という行為を工夫できるか?が学習する組織をデザインする上で大切になってくると思います。
調査を、組織内にあるリソース(人や情報)に頼ってしまうと知識が発展しない。
インターネットで情報検索して薄っぺらい資料をつくってしまうのであれば、
図書館に行って横断的に情報検索を行い、独自性のある仮説を導き出すということができれば、もっと質の高い仕事ができると思います。
とくにマーケティング調査といって、Google先生に頼って統計情報を引っ張ってくるというのは、本気で!!やめましょう。
つながる図書館概要
本のメイントピックは、図書館を取り巻く環境に関するレポート、改めて図書館という場所を再定義し、コミュニティをつくる拠点として機能させている事例の紹介がされています。
ビジネス支援を中心トピックにおいている本ではありませんが・・・
3章「無料貸本屋」批判から課題解決型図書館へ
の中に書かれていることは、図書館をビジネスに活かす!という個人関心には
すごくマッチしていました!
図書館が、本の貸出機能だけではなく、ビジネスライブラリアンというビジネス情報に精通し事業支援をするためのネットワークをもっている人を配置し、企業やビジネスパーソンをサポートするようになっているとのこと。
ビジネス図書館の参考記事
アフター5の図書館で仕事の質を上げる!
実はビジネスマン必須スポット? 最先端の図書館事情!
紹介されている日比谷図書館と千代田区立図書館は行ってみたい!
日比谷図書文化館
千代田区立図書館
大阪にあるビジネス支援図書館
大阪でどこの図書館がビジネス支援をしているのか気になったので調べてみました。
①大阪府立中之島図書館
②ジェトロ・ビジネスライブラリ
この2つが質・量ともに情報を集めるには良さそう。
①大阪府立図書館のビジネス支援ページ
資格試験対策や、経営講座などが行われています。
こういうところに中小企業診断士の仕事が生まれてくるんだな・・・と思いました。
②ジェトロ・ビジネスライブラリ
世界各国の統計情報や会社情報などが収集できる。
海外戦略を考える上での情報が手に入りそう。
専門図書館に関するネイバーまとめ
組織学習のために図書館をどのように活用できそうか
マーケティング調査のためにメンバーと図書館に行く時間は確保してみようかなと思っている。
コンテンツマーケティングを実施して記事の内容が薄くなること多いけど
根本の原因は調査が甘いことにあると思います。
インターネットの情報を頼りに記事をつくるから、 だれでも書ける情報や構成しか出てこない。(まるまるの5つのポイント、必見、まるまるを解決する)
独自情報を如何に作り出すかということが差別化要素になるのであれば、図書館活用は組織学習の戦略にどんどん組み込んでいきたい。
メディアリテラシー、リサーチの手法はもっと体系的に学んでいかないとですね。