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投稿

3月, 2012の投稿を表示しています

【シェアする暮らし】箱に入っていた私を蕾から羽ばたかせてくれて ありがとう

入居者からのメッセージ ぱれっとつうしん3月号の、声をきかせてに記載されている、いこっと入居者、通称「姫」の文章をご紹介。 ちなみに、姫とはシェアハウス内でのあだ名です。 僕がつけたわけではありません・・・・ ぱれっとの家「いこっと」 共同生活を始め一年半。様々な事を教えてもらいました。 色々な行事にも参加できました。 いこっと1周年パーティー、フォーラム、 ハロウィン、クリスマスパーティー。 初めての事ばかりで多くの方々と出会い、パーティーで おもてなしをする事も勉強になりました。 共同生活をして辛い事があります。別れです。 出会いが少なかった私は一緒に暮らしたからこそ思い出もあり別れが辛かったです。 人との出会いで自分の趣味も見つかりました。ピアノです。 両手で弾く素晴らしさを感動し、私も弾きたいと習い事をし 素敵な先生にも出会えることが出来ました。 エレクトーンは中古で買いました。 最後に私は、私を大きく成長させてくれた事。 仲間の大切さ。思いやり。を教えてくれた事、当たり前のようで 出来なかったことが出来るようになった事。 嬉しく思います。大事な親友も出来ました。 本当に本当に箱に入っていた私を蕾から羽ばたかせてくれて ありがとうございました。 感謝します。 障害のある人とない人がともに暮らすシェアハウス「 いこっと 」 全く価値観、年齢、性別が異なる人間が一緒の暮らす中で、お互いの関係性や、考え方が日々変わっていくのは面白い。

ゼロのちから NPOから学ぶこと

非営利組織に学ぶビジネスの知恵 ゼロのちから――成功する非営利組織に学ぶビジネスの知恵11 ナンシー ルブリン 英治出版 発売日:2011-03-08 ブクログでレビューを見る» o よく聞かれるのは、NPOはビジネスの世界からもっと学ばなければいけないということ。 ちなみに、ビルゲイツの奥さんであるメリンダ・ゲイツは「NPOがコカ・コーラから学ぶべきこと」というテーマでTEDプレゼンテーションを行っています。 本書はその逆の発想として、ビジネスの世界が非営利企業から学べぶべきことをテーマに11の項目に分かれている。 【目次】 ①社員のやる気を最大化する ②お金をかけずにブランドをつくる ③外部の人材を活用する ④賢くお願いする ⑤お客さまを味方につける ⑥役員にもっと働いてもらう ⑦能力を引き出す人事を行う ⑧ストーリーを知ってもらう ⑨財務を上手に管理する ⑩物ぶつ交換を活用する ⑪イノベーションを生み出す 僕は社会人1年目も学生時代から関わっていたNPO法人ぱれっとに関わり続けています。 同じように忙しい中でも関わり続けている社会人ボランティアの方々は、みんな本業での仕事と両立してNPOに関わっています。 一番お世話になっている先輩は大手の会社に勤めながらもNPOの理事になり、海外にもとんでしまっている。ちなみに勤めは大阪だけれでも、イベントや集まりがあるため月2回以上は東京に来ています。 なぜNPOに関わるのか? 理由は様々だと思いますが、一言で表すと学ぶことが多いからです。 自分なりに、NPOと関わっている中でどのような学びがあったのかを整理してみました。 ①ストーリーで人を動かす 現在は広報のプロジェクトに関わらせてもらっていますが、同じ広報戦略を考えるのでも、営利と非営利ではかなり考え方が違ってきます。 寄付を集めるためには、お金ではない他の何かで人の気持ちを動かすことが大切です。その何かとは、未来のために解決しなければいけない社会的課題だったり、関わることの意義だったり、かなり抽象的なものになります。 抽象的なことを言語化していく作業は、かなり難し

いこっとの暮らしとコミュニケーション

昨年の4月からNPO法人ぱれっとが運営する、障害のある人とない人がともに暮らす家いこっとに暮らし始めて、来月で1年が経ちます。 いこっとの入居者に支えられて、一人暮らしでは経験できないような豊かな暮らしをさせてもらっているなと自分でも感じています。 きょうは、この1年のシェアする暮らしを振り返ってみようと思います。 いこっとが立ち上がった背景 いこっとは知的障害者と健常者がともに暮らす家。 障害のある人にとって、親亡き後の生活は施設に入居するという選択肢をとることがほとんどです。 なぜかというと、一人暮らしするという選択肢がないから、環境が整っていないからです。 いきなりの一人暮らしとなると、知的に障害のある方にとって、食事、お金の管理など難しい部分がでてきます。 そこで、シェアハウスで健常者とともに暮らすことで、お互いに生活の中で困っていることを助け合う関係性を築きながらも、障害をもった方でも自立した生活ができるようにというアイデアをもとにいこっとが立ち上がりました。 詳しくは いこっとホームページ を参照 多様な人が一緒に暮らすことについて 多様な人が同じ家で暮らすということはそんなに簡単なことではありません。障害をもっているもっていないに関係なく、他者を尊重し配慮しながら生活をつくっていくとなると、様々な壁にぶつかります。 ・掃除をやる人に偏りがでてきてしまって不満がたまってしまう ・共有スペースの使い方に個人差があり、認識のズレから喧嘩になってしまう 問題も毎月のように出てきます。 問題の原因のほとんどが、コミュニケーションがとれていないこと。。 悩みを一人で抱え込んでしまったり、相談しないまま自分の考えで進めてしまったり。。 多様な人が暮らしているからこそコミュニケーションが大切になってきます。 生活に馴染んだコミュニケーションの大切さ いこっとは障害のあるなしに関係なくお互いが助け合う暮らし。 お互いが支え合うには、コミュニケーションをとることが何よりも大切です。 ただ、コミュニケーションといっても、相談にのったり、会議をしたりといった大袈裟なものでなくていいと思います。 「おはよう」 「きょうの仕事はどうだった?」 「土日は何するの?

デザイン魂

トム・ピーターズのマニフェスト①デザイン魂 トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1) トム・ピーターズ ランダムハウス講談社 発売日:2005-09-10 ブクログでレビューを見る» トム・ピーターズのマニュフェストシリーズ第一弾。かなりインパクトがあり挑発的なデザインと内容となっています。顧客の経験をデザインするという視点をもつこと なぜデザインが必要なのか〜新しいニューエコノミー〜 ・自らの企業や組織を、官民を問わず、リイマジン(ゼロから全く新しい発想を)することこそ、われわれの世代の最も重要な職務、そして責任だ。 ・今あるホワイトカラーの仕事の9割(最終的には全職種の9割)が、今後15年以内に剥製化するだろう。 先10年を考えたときに、アウトソーシング、オートメーションの影響により間違えなく雇用は縮小する。トム・ピーターズは変化・競争が激しくなる社会をニューエコノミーと表現しています。このニューエコノミーで個と組織が生き残っていくための鍵となってくるのが「デザイン」であるという。 それでは、本書で繰り返されるデザインというものの定義は何だろうか? デザインとは経験を創りだすことである デザインは特別な人だけに与えられたスキルではなく、仕事をする上で必ず必要になってくるものであり、 トム・ピーターズはこう表現する 「デザインとは、まさに、私の愛する対象、そして愛する理由そのものだ。」 要するにデザインとは表面的なお飾りではなく、もっと深いものだということ。 それは、懐の深い、記憶に残る経験をつくりだすこと そう、経験を創りだすことがデザインということです。 自分たちはだれに、どのような経験を提供するのか? その経験はユニークで忘れられないようなものになっているか? といった問いをつねに意識することが大切になってきます。 経験を創りだすために 顧客の経験を創造するためには、顧客はだれであるかを明確にし、人を理解するために顧客の声に耳を傾ける必要があります。 顧客の声を聞くためには、フィールド調査や、参加型のサービス開発が自然と必要になってくるはずです。 同じ場を共有する

点と点をつなげる言葉

@IHyatoさんの以下のブログ記事が興味深かったので、少し自分の立場でどのように活かせるのかを考えてみる。 [NPOのブランディング]点と点をつなげる言葉を見つける http://www.ikedahayato.com/?p=6270 @IHyatoさんのブログから引用 ---------------------------- これまでの路線や言葉で説明できない新規プロジェクトが生まれた時は、ブランドを見直す機会なのだと思います。 より包括的に自分たちの活動を説明できる言葉を見つけるのです。それはもちろん、組織の構成員が「肚落ち」できる言葉である必要があります。 時にはワークショップを通して、メンバー各人の口から、言葉を発してもらう必要も出てくるでしょう。 例えば先のNGOの例なら「私たちは途上国の貧困を解決するために活動している」を、「私たちは、理不尽な理由で人生の可能性を閉ざされてしまう人たちを支援している」という言葉に変えれば、被災地支援の取組みも包含されるようになるでしょう 。 ---------------------------- 自分の組織が掲げている言葉を見直す この作業って結構大切だと思います。 どの団体も理念やビジョンと呼ばれるものを掲げているはずです。 掲げている理念は本当に社会が必要としているものになっているかということを自分に問いかけ、言葉を磨き続けることが大切になってくるかと思います。 僕が関わっている知的障害者の支援を行っている NPO法人ぱれっと では、先週に理念を見直すための勉強会を理事、スタッフ、ボランティアが集まって行いました。 ぱれっとが目指す「障害のあるなしに関係なくだれもが地域のなかで当たり前の生活ができる社会をつくる」という理念をもとに 当たり前とは何か? ぱれっとが目指す社会をつくるために自分の役割は何か? ということをワークショップ形式で一つ一つ言葉にしていきました。 言葉の重要性 無給で関わるボランティア、仕事として関わっている スタッフ、ボランティアだけれども責任をもって関わる理事と 多様な人が関わりながら活動をつくっていくNPOにとって @IHyatoさんの「点と点をつなげる言葉を見つける」作業はかなり大切になっ

顧客の感情の変化に目を向ける

Webプロモーションやブランディングを考える上で、顧客にどのような感情の変化を生み出すかという視点は非常に大切だと思っています。 情報を伝える際に意識したい4つの感情の変化 情報を得てどのような感情の変化があるかを考えてみました。 ①おもしろい ②感動する ③危機感を感じる ①おもしろいと感じてもらうプロモーション バイラルマーケティングの代表例としてあげられるのは、①のおもしろいと思ってもらうようなキャンペーンですね。 【クイックシルバー社】 川でダイナマイトを爆発させてサーフィン 【リーバイス】 どこからでも履けるジーンズ ②感動するプロモーション 感動するプロモーションはストーリーを語る。非営利団体のプロモーションはこの要素を含んでいるものが多いような気がします。また創業者が語る事業ストーリーも、この感動を呼ぶプロモーションの一つですね。 スティーブジョブズのプレゼンテーションは①の要素と②の要素両方を持ち合わせているのではないでしょうか? ③危機感を感じるプロモーション 一番単純なプロモーション手法。 限定○○今しか買えないですよ! 今だけこの値段○○円! 金銭的なインセンティブを与えるような企画は③のプロモーションの代表例。 Facebook、Twitter、Web広告・・・・ ツールありきではなく、ユーザーにどのような情報を届け、どのような感情の変化を生み出していくのかが基本だと思います。 -------------------------------- 結論は・・・ ①おもしろくて、その組織に関与することに「わくわく」してもらい ②ストーリーを語り、心の底から「感動」してもらい ③自分が行動をしなければと、危機感から「行動」を促す この3つの要素をすべて含まれるストーリーを構築することが大切なのでしょう。 あなたが提供する情報は、どのような感情の変化を生み出していますか?

お寺という開かれた場と多様性

NPOぱれっとと明福寺の共同企画イベントとして、「多国籍習字」を行いました。 お寺をより地域に開かれた場所をするために様々な場の活用方法を考えている副住職さん 障害のあるなしに関係なく多様な人が集まり交流することで、新たな関係性を築くぱれっと お互いの良さをうまく活かし合うことができたかと思っています。 ただ、お寺という非日常の空間で写経や書道体験ができて良しとするのではなく、 きょうつながった仲間と今後どのような関係性を築き 一緒にどのようなコトを創りだしていくのか というところまで考えていくことが大切なのだと考えています。 最近は参加者同士がFacebookでつながり、継続的なつながりを生み出しているのが印象的です。 ゆるやかなネットワークの形成のためには多様な人が集まり、仕事、立場、年齢を超えて対話ができるような場が必要です。 だれもが人とつながりたいと思っているし、だれもが自分らしくありたいと思っている。 自分を表現し、人とつながることで、気づきや学びが得られるような場をこれからもつくっていこうと思います。 イベントへの参加を通じてゆるやかなつながりをつくり、そのつながりを活かして新たなコトを創造していく。 参加から連帯感と創造へつなげていくことを今後も意識して、企画をしていきます! 集合写真

【北浦和PJ】消費から参加へ

昨日は恵比寿から離れ、大学の先生が行っている北浦和PJに参加。 浦和の町を歩き、それぞれが町で生活している中で感じていることを共有し、アクションを考える。 足を使って町のことを知り、人とつながりながら町との接点を考える。 (自分は途中からの参加なので商店街を2本歩いただけです) みんなの町歩きの感想を自分なりに整理すると 地域住民が抱えている問題は 「だれもが人とつながりたいと思っていても地域にとけ込む仕組みがない」 ということ。 ・高齢者や主婦などの地域住民が買い物へいっても会話がない、あるのは疎外感のみ ・高齢者だと孫もこないし、近隣に知人がいなくなって孤独になる 駅前には高層マンションが建設され、 大型のショッピングモールがつくられ さらに高齢者向けには宅配サービスが用意され、町に出て、人と関わらなくても生活が成り立つようになる。 便利さと経済性だけを追求してしまうと、商店街はシャッター通りとなり、昔ながらの個人商店はなくなり、町の文化は継承されなくなってしまう。。 町並みがなくなり、歩いていてもつまらない 文化がなくなり、生活=消費という構造が出来上がる 町にいても面白くないし、若者は外に出て、高齢者は家にこもる このような悪循環が生まれてしまっている・・・ 地域住民が、 町づくりに対して消費者として受動的に傍観するのではなく、参加者として積極的にテクストを形づくれるような仕組みをつくっていく必要があるんだろうな。。 人、お店、商店街、 踊り、農園・・・資源はどの町にも豊富にあるはずです。 人びとを場に参加させ、お互いにつなぎとめるメディアづくりを意識して、もう一度町にある資源を見つめ直してみようと思います。