3月1日・2日と 財団法人たんぽぽの家 で行われたバウンダリーオブジェクト研究会に参加してきました。 関わっている NPO法人Collable がこの研究会に参加していて、奈良たんぽぽの家で開催されるとのことで関西担当?として参加させてもらいました。 たんぽぽの家は、 エイブル・アートムーブメント という先進的な芸術運動で有名です。 福祉という枠にとらわれない発想で仕掛ける魅力的な団体。 いつも学ばせてもらっています。 バウンダリーオブジェクト研究会の目的は、たんぽぽの家の新たな事業に対して バウンダリーオブジェクトの提案を実施するというものでした。 当日の様子 1日目 ・バウンダリーオブジェクトのデザイン文法を再確認 ・たんぽぽの家の活動案内(アートセンターHANA) 2日目 各自が考えたバウンダリーオブジェクトのアイデアを共有とディスカッション たんぽぽの家は、学生の時から合わせて4回目の訪問になるのですが いつ来ても、その先駆的な活動や発想の自由さに驚かされます。 アートセンターHANAはこんな場所です。 土曜日だったので、仕事ではなく皆さんでイチゴ大福をつくってました。 バウンダリーオブジェクトとは バウンダリーオブジェクトとはなにか? 「異なるコミュニティ同士の境界を繋げる作用をするもの」 バウンダリーオブジェクトは研究会でこのように定義されています。 「コ・クリエイション」、「共創価値の創造」などは類似キーワードとして上げることができるのではないかと個人的に解釈しています。 また、最近増えているコワーキングスペースやフューチャーセンターといった場も 異なる領域にある人をつなげる役割を担っている事例にあたると思います。 研究会の中でも紹介されていた、わかりやすく面白い事例を2つご紹介。 バウンダリーオブジェクト事例① まちの保育園 まちの保育園 保育園の中にベーカリーカフェが併設(しかも食べログの評価が3.9!) 閉鎖的になりがちな保育園に自然と地域住民が出入りするようになり関係性が構築されるという仕組み。 保育園というコミュニティと、地域というコミュニティを繋げる媒体としてパン屋が機能している。 バウンダリーオブジェクト事例② ヤギが雑