じゃあ、ぱれっとでインターンをする?
ぱれっとがスリランカに入り、障害者を雇用し、仕事を教え、マーケットで勝負できる商品をともにつくってきた。
大学3年の6月にとっさにかけられたこの一言で
僕の人生は大きく方向転換する。
ソーシャルビジネスというキーワードはあったものの
障害者福祉に興味をもっていたわけではなく
ただ当時の理事長の人柄に惹かれてインターンシップをはじめた。
サッカーしか知らなかった僕が、社会との接点を考え始めたのがこの頃
このままでいいのかと危機感を覚えながらも
どうアクションを起こしていいのか悩んでいた僕を救ってくれたのは
文化人類学を教える大学の先生とNPO法人ぱれっとの当時の理事長
7月にインターンシップをはじめ8月にはスリランカへ行くことになる。
スリランカPlette
障害者は守られる存在
障害者が働くなんてとんでもない
そう考えられていた仏教の国スリランカの福祉事情に挑んだ9年間
ぱれっとがスリランカに入り、障害者を雇用し、仕事を教え、マーケットで勝負できる商品をともにつくってきた。
障害者本人が変わり、親がわかり、村が変わったと最後に聞く。
障害をもつメンバーの一人は、スリランカPaletteで働く前は
家にこもっているだけだったけれど
働き、お金を稼ぎ、数年後にはバイクを買って通勤するようになったらしい。
スリランカは内戦があり、マーケットは厳しく事業継続は難しくなった。
その時の研修は
その時の研修は
それでも、スリランカの大手製菓会社が特例子会社をつくって
障害者雇用を行うことになった。
ぱれっとは社会を変えるための種を蒔いたのだなと実感して帰ってきた。
ソーシャルイノベーションとは何なのかを肌で感じた
僕がやりたかったのはこれなんだろうと直感したのがこの時だったなと振り返る。
世界には変えていかなければいけない現実がたくさんあって
それはだれかが動かないと変わらない
自分に何ができるかわからないけど
変化を起こしていく一人になりたいなと漠然と考えていた。
僕が全く異質だと感じていた異国の地の障害者が
自分の仕事、コミュニティに誇りをもっている
その光景が今でも目に焼き付いている
最近、自分がどこに向かっているのかがわからなくなってきた
ので原体験を振り返ってみた。少しスッキリ。
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