僕が学生時代から関わっているNPO法人ぱれっと
2月に小学館から出版された絵本「あなたとわたし わたしとあなた 知的障害者からのメッセージ」の出版記念パーティーが恵比寿のギャラリーで行われました。
ギャラリーの壁に並んだ写真を見ていて、自分がぱれっとに関わり障害者に対する考え方が変わってきたプロセスを振り返る。
ぱれっとに関わる前は自分にとって障害者は特別な存在。小学校のときにもクラスに知的に障害をもった人がいたけれども、同情的な感情をもって接していたのを覚えている。
ちょっと深く関わるのは面倒・・・
そんな偏見を変えてくれたのがぱれっととの出会い。
・障害者って特別な存在ではなく、当たり前にそこにいる人
・多様な人がいるから面白い、違いがあるから面白い
・完璧な人なんていないから、できないことはお互いに支え合えばいい
ぱれっとにインターン生として関わり、現場から知的障害者のメッセージを受け取ることができた自分は幸運だったなと改めて感じました。
ぱれっとのミッションである
「障害の有無に関わらず、だれもが当たり前に暮らせる社会を目指す」
あなたにとって障害者は身近な人ですか?
あなたにとって当たり前な暮らしとは何ですか?
いま社会に必要なことは、ぱれっとが立ち上がった30年前とあまり変わっていないのではないかな・・・障害者を守る福祉から、障害者を社会に押し出す福祉への発想の転換
この発想の転換をするためには、まずは自分の身近にいる障害者との関係性を考え直すことから始めることが大切だと思います。
この本をより多くの人に読んでもらい、身近にいる障害者の存在を考えてもらいたい。
この本にのっている写真は現場からのメッセージ、社会を変えていくためのメッセージが込められています。
あの小さなギャラリーの中で共有されていた温かさが広げることができれば、もっとだれもが住みやすい豊かな社会をつくれるのではないかと思います。
記念パーティーの最後に披露されたダンス |