経営学を学ぶことは、経営やマーケティングの仕事に役立つのだろうか?
理論を勉強しても役に立たない、頭でっかちになるだけ・・・といった声を聞くことが多いですが、そういった発言をする人の大半は論文も読んだことがない。
マーケティングの仕事をしていて、現場で結果を出している人、人と違う発想をする人は、理論を学んでいる人が多いです。
ハーバード・ビジネス・レビューの文章を引っ張ってきて議論をしたり、この考え方はこの理論と同じ考え方なので、自分たちでウダウダと議論する前にやってみましょう、と進めたりということがあります。
抽象度の高い議論を一緒にできる人と仕事ができると楽しい!
主観ですが。
抽象度の高い議論ができる人=理論をしっかり学んでいる人
と考えてもいいかもしれません。
抽象度の高い思考をできるように・・・と自分もいつの間にか経営学の論文を読んだり、一橋ビジネスレビューを定期購読したり・・・・とするようになっていました。
最近読んだ本の中で、経営学の理論と実務の両視点をもって書かれているものがあったのでご紹介です。
理論と実践を往復して思考することの大切さを再認識させてくれる本です。
経営学の知見を実践に活かしきれないのは単純にもったいない。
クロスカンパニー社長の石川康晴氏は、経営者の仕事をする傍らで、京都大学でMBAを取得しています。
この連載は非常に参考になりました!
【CEOの本棚】石川康晴:現代アートの本質を良書から学ぶ
https://newspicks.com/news/1263292/body/?ref=search
理論の裏づけと共に、下記のような経営学者の主張・仮説が紹介されています。
経営学の知見を実践に活かしきれないのは単純にもったいない。
クロスカンパニー社長の石川康晴氏は、経営者の仕事をする傍らで、京都大学でMBAを取得しています。
この連載は非常に参考になりました!
【CEOの本棚】石川康晴:現代アートの本質を良書から学ぶ
https://newspicks.com/news/1263292/body/?ref=search
理論の裏づけと共に、下記のような経営学者の主張・仮説が紹介されています。
新しい事業を探求する部署には、(1)そのビジネスに必要な機能(例えば開発・生産・営業)をすべて持たせて「独立性」を保たせること、(2)他方でトップレベル(例えば担当役員レベル)では、その新規部署が既存の部署から孤立せずに、両者が互いに知見や資源を活用し合えるよう「統合と交流」を促すこと、が重要であるという主張です。
イメージ型の言葉を使う比率が高い大統領ほど「カリスマ性が高く」、そして「後世の歴史家から『偉大な大統領』と評価されている」という結果を得たのです。
デザイナーたちが顔を突き合わせてブレストをすることは、「誰がどのようなアイデアを持っているか」「誰がどの製品に詳しいか」などについて広く知る機会となり、それがIDEOの「組織の記憶力」を高める結果になっている、と主張したのです。
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Newspicksにも経営学者で実務に活かせるコメントをしてくださる方がいます。
ぜひ、理論背景をもったコメントから学び、実務に活かしていく人が増えるといいなと思っています。
琴坂 将広さん
https://newspicks.com/user/125254/
楠木 建さん
https://newspicks.com/user/162627/
経営学者の仕事を現場で活かせる人材になっていけるよう、日々学習と実践を繰り返していきたいと思います。
最後にNewspicksの特集記事にあったドンピシャリなものを!
経営学は本当にビジネスの役に立つのか。読み解くカギは「理論と持論」 https://newspicks.com/news/1230605/body/?ref=search