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失敗の本質―日本軍の組織論的研究

失敗の本質-日本軍の組織的研究

沖縄出張のタイミングで、沖縄戦のことを何かしらの形で学ぼうかなと思っていたので
読んでみた。


日本人として無意識的にもっている組織文化を自覚する(おそらく、この本に欠かれている日本軍の失敗要因は今の日本企業にも当てはまる)。

失敗をどのように捉え、組織学習に活かし、組織・戦略を修正していくのかといったことを学べる本です。


本の内容はscappleでマインドマップ風にまとめてみた。
マインドマップ



自信をもって築いてきた組織文化の中に失敗の予兆はある可能性が高い。


日本軍は適応しすぎて特殊化していた組織なのであった。

自分たちの組織文化を客観的にみて、戦略に落とし込むためには徹底的な外部調査が必要となる。
アメリカ軍は日本との戦時中に、文化人類学者を送り込み、日本人の行動の型・原理を研究している。
「菊と刀」という本にまとまっている。



失敗を自覚して、自己否定的学習=「組織の行為と成果との間にギャップがあった場合には、既存の知識を疑い、新たな知識を獲得する」
ということができるか。

失敗への感度の高さと、対応・修正の瞬発力はいつでも持っておきたい。


参考

slideshareに野中先生の2011年に行われた講演スライドがあります。
失敗の本質に関することより、知識創造の大きな概念を捉えた内容になっています。


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