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インプロというスキルを生活で意識する・活かす

あけましておめでとうございます!

2012年を振り返ると。暮らしにおいても、仕事においても「自分を表現して他者と関係性をつくる」スキルが非常に大切だと感じた年でした。
ぱれコレ2012のワークショプでの様子
シェアハウスの暮らしでも仕事でも、コミュニケーションが生まれないことによるトラブルが非常に多い。コミュニケーションが生まれないから関係性が築けない。

即興で場をつくる・他者と関係性をつくるスキルを身につけることって大切。
そこで注目しているのがインプロ。

先日のジェイ・ライブに出演した比較的新しい人たちにも共通することだが、「関係性を創り、そのバランスを崩す」、それさえやれば、シーンができるのに、いざ人前で即興するとなると、何も創れない。わかっていてもダメなのだ。できなきゃ。やらなきゃ。
変化を起こすこと。相手に影響をし、相手を変えること。そのチカラが足りない。ズルズルと、ダラダラと、何も変えられないまま、流れていってしまう。
これは何も、ここにチャレンジしにきた人たちだけの話ではない。みんなそうだ。
自分のことなど、どうでもいい。自分がうまくできるかどうかなど、どうでもいい。観に来てくれている人たちをどうにかしなさい。自分のパートナーをどうにかしなさい。そしたら、「自分」を投げ出す。そしたら、「自分」から抜け出せる。そしたら、自分の持っている能力、可能性を発揮できる。
インプロ・ライフ 〜人生は即興芝居〜 今井純

相手に自分らしくいてもらいたいと思うなら、まずは相手に影響を与える。相手に影響を与えて自分がどうなるかを気にしてしまうから関係性に変化を起こせない。

関係性を崩すことをオモシロイと思えるようにならないとシェアハウスの暮らしはストレスになるのかなと思います。

「表現力」「即興で場をつくるスキル」は意識的に行わないと磨かれないかと思います。
海外では俳優向けのトレーニングが体系的にビジネスに取り入れられているようです。仕事だけではなく、生活の中でもインプロのスキルを磨くような機会があるといいですね。

普通は物事を遮断していくのに、インプロバイザーはそうはなっていかないようだ。人との間のキネティックダンスも、気づいているから完璧だし、バス停にいれば、何か小さなストーリーを紡いでいる。時間があったり、退屈していたら、頭の中でインプロし始める。子供がいるなら、彼らとインプロのゲームで遊べる。インプロがあなたを変える。入り込めば入り込むほど、インプロはあなたをもっと変える。人類学や心理学などに興味を持つ。新聞を読めば、シーンを探している。いつもストーリーを探している。人によって異なると思うけど、もし、あなたがインプロに関して真剣ならば、もっともっともっともっと入り込んでいく。おかしなアイデアを考えることに、怖さを感じなくなる。ほとんどの人が、おかしなことを考えるのを怖れている。
10:日常とインプロ
自分を変えることを恐れない2013年にしていきたいと思います。
そういえば、シェアハウス関係の人が集まるワークショプで、「コミュニティ構築がうまい人は演劇に関わっていた人が多い」という話を聞きました。 身近な人に確認するとそんな傾向もあったりするんですよね。

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