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学生だからこそ無茶なことを! 白金アンテナの実践 

現在、大学の授業にて実践中の白金地域活性化の企画を立案している。


進めている企画は学生が白金の魅力を発見し、それを学生向けに発信していくという単純なこと
今後、情報発信を考える上で参考になりそうなマーケティングの考え方をまとめておく

情報発信(特にWEBを活用する場合)
・アイデアの意図と目的を一目でわかるように明確に示す
・関連性のある情報を示し、つながりを生み出すこと
・実用性があり、役に立つコンテンツを作成する。実用性または問題解決をソーシャルオブジェクトに埋め込む
・共有の後に何が起きるかを計算する

一方的に情報を発信するのではなく、「共感」してもらえるような情報を発信すること
地域、学生にとってメリットがあるような情報を発信すること
情報を受信した人にどのようなアクションをとってもらいたいのかを明確にすること

まとめると
「共感」
「問題解決」
「共有後のアクション」
これらのことを考えながら実行していきたいと考えています。

ソーシャルマーケティングの考え方は参考になりそう

ソーシャルマーケティング、または、マーケティング全般にとって重要な3つのポイントは
1)贈り物を特定し、定期的にオーディエンスに与えること
2)広告ではなく、本物の贈り物として受け取ってもらる点を確認すること
3)プロセスの開始点に何があるのかを特定すること


ソーシャルオブジェクトをバイラル化する上で重要な点
1)関連性のあるコンテンツを作成する
2)流行仕掛け人とインフルエンサーを特定すれば、適切なオーディエンスに声を届けやすくなる
3)キャンペーンを公式に導入する前に彼らをプロセスに関与させるーシーディング
(リリースされる前の段階での交流が重要)
4)彼らが説得しようとしている人物の共感を得るー感情面のつながりを得る
5)知り合いとコンテンツを共有するよう促す
6)その見返りを与える
7)交流後に閲覧者に取ってもらいたい行動を明示する
8)自己表現ができるようにフォーラムを提供する
9)協力してくれた人すべてを評価する
10)今後の交流のためにすべての関係者を一つにする

最後に・・・
「あなたの業界で、誰もやろうとしていないことは何なのか?どこまでクリエイティブに考え、ユニークな何かを実行することができるか。これがムーブメントを起こすためのキーワードである。」

学生らしい自由な発想、リスキーなことことでも学生だからこそ、学生しかできないことを実行していくことが大切なのだと考えている

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