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【企画】たまり場ぱれっと×陽岳寺「坐禅会」


NPO法人ぱれっとの余暇活動セクションである、「たまり場ぱれっと」と、「臨済宗陽岳寺」との協働企画-坐禅会-を6月30日に開催しました。

NPO法人ぱれっとは知的に障害をもった方も、地域の中で当たり前の生活をおくることができるインクルーシブな社会をつくるために、30年前から活動を行なっています。
ぱれっとの詳細はホームページ⇒http://www.npo-palette.or.jp/

ぱれっとの活動の歴史は誇れるものですが、陽岳寺は江戸時代から活動を続ける禅寺です。
陽岳寺ホームページ⇒http://home.att.ne.jp/wind/gakusan/index.html

そんな歴史あるNPOとお寺の協働企画から何が生まれたのでしょうか?

坐禅会の様子

当日の坐禅会の様子は陽岳寺のFacebookページ「ようがくじ坐禅会」に紹介をして頂きました。

お寺の歴史や仏像の説明、坐禅体験、鳴らしもの体験、お焼香、お茶会
と盛りだくさんの内容でした。

協働企画の意味

「ぱれっとと陽岳寺で一緒にプログラムをつくり上げることができたこと」
これが、今回の企画のポイントだっとと思っています。

坐禅会は、様々な場所で行われているので、簡単に参加することはできます。
また、余暇活動のイベントも様々な場所で行われているので簡単に参加することはできます。

すでに行われている坐禅会に参加することもできたのですが、「独自企画」として
実施したことが2つの意味があったと思っています。

①企画することで、住職さんやお寺と関係性を築くことができたこと
②プログラムに柔軟性を持たせ、参加者同士の交流機会を増やすことができたこと

企画することは、
自分たちで場とコンテンツをつくり上げること。
交流を促し、多様な人々の関係性をデザインすること。

この2つが大切なのだと、お寺との協働企画を実施させて頂き、改めて感じました。

もちろん「坐禅」「鳴らしもの体験」「作法のご指導」などなど
一つひとつのプログラムも充実していたのですが、
お寺という非日常の場に、障害のあるなしに関係なく、多様な人が集まり

「プログラム全体を通じて関係性を築くこと」

初参加者が多かっただけに、特にここがポイントでした。

鳴らしものの説明。それぞれに意味があるようです・・・

坐禅前に、姿勢を整えます。

企画のプロセスも大事

たまり場ぱれっとでは、障害者も健常者も関係なくミーティングをします。
健常者が企画をして、障害者が利用するのではなく、障害者も企画する、一緒に考える。このプロセスが結構大事だったりします。

今回の坐禅企画のきっかけも、MTGの中で、坐禅体験をしてみたいという一言から始まりました。自分でやりたいことを出すことで、主体性をもって関わることができるのだと思います。


今後も、多様な人が交流する場づくり、その場だけで終わらない関係性を広げていくことができればと思います。

次回イベント告知

次回も協働企画を実施します。
iPhoneを使った写真ワークショップです。

デジタル機器によって身近になった
写真をとること、加工すること、共有すること、
そのプロセスを楽しみながら関係性を築き、写真のもつ可能性を探っていきます。

詳細は、たまり場ぱれっとのホームページをご確認ください。

また、たまり場ぱれっとでは一緒に企画をする人も大募集中です。

たまり場ぱれっとHP⇒http://www.npo-palette.or.jp/play/

最後に記念撮影

陽岳寺では、定期的に坐禅会を行なっているようなので、ご興味ある方はこちらから。

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