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【読書メモ】「ひらめき力」の育て方〜シリアルイノベーターの考え方〜

シリアルイノベーターとして、 WORK SIGHT に紹介されていた大嶋さんの著書を 読みました。 「ひらめき力」の育て方。 大嶋さんに関するWORK SIGHTの記事はこちら http://www.worksight.jp/issues/445.html 登録特許の件数は海外特許を含めると1100件以上。 発想を生み出し続けるための方法論やマインドを実体験から学ぶのに非常に参考になる本でした。 【学び1】先入観をもたないための工夫 ①先行文献は読まない 自分で考える前に、先行文献を読むと「他人が考えたモデル」が頭の中にできてしまいます。このアプローチからは、既成概念を超える新しい発想は生まれません。 http://www.worksight.jp/issues/444.html   大嶋さんは、イノベーションを生み出すためにバイアスをかけない工夫をしている。 ZIBAの濱口さんも市場調査のデータは事前に読まないとこちらに書かれています。 (濱口さんもパナソニック出身) 濱口さんの思考方法に関するまとめ http://matome.naver.jp/odai/2135019215482416301 しかし先行文献は、あくまで筆者の観点から書かれたものです。 読むことにより自然に筆者の観点、つまり先入観に縛られることになります。  P62 【学び2】五感をつかって学習する 先行文献は読まない→五感を使って記憶を確かなものにする  先入観によって飛躍的なリンクを貼るチャンスを逃してしまうことをなくす。 知識間のリンクを妨げないこと。 学習は現場に出て、五感を使って知識を得る。 どうしてもアウトプットを急いで、観察、リサーチを省いてしまうことが多い。 もしくは、今のリサーチに先入観が入っていないかは、いつも自分に問いかけておきたいなと思う。 実験をしたり、実際の製品を分解したりして、自分なりの観点でモデルをつくり考えます。 手で触って、体を使って覚える。 触れられないサービスの場合でも直接体験をすることが大切。 文献に目を通す前に、現場に出て観察をする。 鋭い問いをたくさん投げかけることが大切。 思考プロセスの整理 キーワードは

アクセス解析で嘘つきにならないために We`re all liars→Analytics Keep you honest

We`re all liars 我々はみな嘘つきである。 アクセス解析のデータは、意思決定の根拠に使えるはずなのに、言い訳、都合が良い解釈に置き換えられてしまうことは、あってはいけないけど、現場ではよくあること。 先入観にとらわれた意思決定が多いこと多いこと・・・ どんな変化を起こしていくのかが明確にならずにプロジェクトが進んでしまっては 一生懸命動いているのに、プロジェクトは途中で断念、成果が出ない、何も学習できていない という悪循環に陥ってしまう。 誰もHappyにならない状態はあまりつくりたくない。 そんな悪循環に陥らないためにできることはあるはず。 最近注目をあびているリーンアナリティクスに関しては、前々から記事は読んでいたけど プロジェクトの中になかなか落とし込めていなかった。 We`re all liars 我々はみな嘘つきである。 ではなくて、 Analytics Keep you honest 解析は、我々を素直にする。 そんな状態をつくるために、アクセス解析をする前にするべきマインドセットをまとめてみました。 このスライドはよくまとまっている。(英語です) Lean Analytics workshop (from Lean Startup Conf) from Lean Analytics 嘘つき解析にならないためのチェックポイント ①ビジョンと哲学のマインドセット ベンチャーキャピタルが投資をする上で一番大切にするのは、「人」「チーム」である という話はよく聞く。 事業は人がすべて。プロジェクトは人で決まる。 だから数字を分析する前に、人とチームについて考える時間をもつべきかと。 ▼共通認識をもつための質問 我々はこれから何をしようとしているのか? 我々はなぜこれをやろうとしているのか? 成功の定義:この努力が成功したかどうかはどうしたらわかるのか? 3ヶ月後、半年後、1年後に、プロジェクトチームがどのような状態になっているのか? どんなビジョンを共有してWebマーケティングを実施するのか?共通言語はあるか? 関わる人の役割定義ができているか。 データを解析して、どんな意思決定に貢献するのかが明確になっている