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8月, 2013の投稿を表示しています

【フィールドワーク】瀬戸内国際芸術祭3日目 (犬島、豊島)

瀬戸内国際芸術祭のフィールドワークメモ。 犬島 犬島は、銅の精錬所として10年前に栄えた島。 精錬所の跡地を活かした美術館が一番の見所です。 ▼犬島の地域再生について スタッフの方から聞いた話によると、そもそもアートが先ではなく、限界集落への課題感から、島にアートを持ち込むことになったそうです。 ベネッセの福武さんが島の土地を買い、コンセプトを考え、アーティストを集めた。 美術館の中では、80年間島に暮らしているという、おばあちゃんが熱心に解説をしてくれた。 精錬所美術館の掃除や手入れをしているのは、島民の方々とのこと。 島民はいま50人。 銅の精錬所、石切業が栄えていたときは島民は3000人。 豊島(てしま) 豊島は棚田で有名な島。 棚田と海を同時に見れる豊島美術館まわりは絶景です。 豊島美術館 自然の中に溶け込む建築 同じ場所にあるカフェの写真ですが、本建築と同様の構造になっています。 自然の中で生きていることを感じられる空間。 安藤忠雄の地中美術館やベネッセミュージアムとも似ている印象。 人工的にはつくりだせない、自然がもっている美があるとしたら、それをどのように取り入れていくかが大切になってくると思う。 都市のデザインを考える上でたくさんのヒントをもらえた旅だった。

【フィールドワーク】瀬戸内国際芸術祭2013(伊吹島)

瀬戸内国際芸術祭 の2日目をメモ。 伊吹島 イリコで有名な伊吹島に行ってきました。 観音寺港から船で20分ほど。 日本一美味しいと評判のイリコで有名な地域です。  オススメは、 伊吹しまづくりラボ 伊吹島に訪れた際は一番最初に訪れた方が良い場所とのことです。 しまの歴史、今の動き、イリコについてなど、全体を知ることができます。 8年前に台風があり、イリコ漁が1件廃業となったとのことです。 漁業で活用していた倉庫(オフィス?)を活用し、展示を行っています。 当時の面影を残した空間となっています。 空間内は、実際に倉庫内で残されていたものだけを組み合わせてデザインされています。 建築の3D模型と囲まれた黒板に、しまの情報が書き込まれている。 島民や子どもたちを巻き込みながら、ワークショップを開催しているとのこと。 2Fにある島の文化を紹介している部屋。もともとは、住み込みで作業をする方が宿泊していたとか。 伊吹島はイリコを中心とした漁業で栄えた島のようです。 島民は以前は4600人近くいたが、現在は600人になったとのこと。 子供は、1学年100人近くいたが、今は小学校と中学校合わせて20人。小学校は廃校になり、中学校と一緒の校舎で学んでいるらしいです。 建築にも広告にも、必要なのは文化的背景を理解した上で デザインしていくこのような視点だろう、 と自分の仕事と重ねあわせて考える。 ナイスアイディア!布団は断熱のために天井に敷かれている。 島の知恵なのだろうか・・・・ 島を歩き、少しだけ島民の方々と話をする中で感じたのは テマヒマかけて工夫を積み重ねてきた暮らし方、働き方は、すごく合理的だということ。 2Fにはカフェがあり、子供の絵が飾ってある。 近所の子供を巻き込んだプロジェクトで興味深いです。 島の中に仕掛けられているアート作品の数々。 島の記憶を再現するもの、場所に新しい意味付をするもの。 沈まぬ船 http://setouchi-artotokuchi.jp/art001.html