オススメ本を紹介します。 イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」 安宅和人 英治出版 発売日:2010-11-24 ブクログでレビューを見る» 本当に価値あるアウトプットを出すためにはどうすれば良いか? 一度でもこのようなことを考えたことがある人にとっては、非常に参考になる本かと思います。 リンカーンはこのように言っています。 「木を切るのに6時間使えるなら、そのうち最初の4時間は斧を研ぐために使う」 スティーブン・ジョブズはこのように言っています。 「(イノベーションは)1000ものことにノーと言う必要があります。 集中するとかピントを合わせるとかいうのは、集中すべき案件にイエスと言うことだと思われるのが普通です。それは大きなまちがいです。集中すべき案件ではない、100種類もの優れたアイデアにノーと言うことなのです」 本書では価値ある仕事をするために、時間をかけるべきイシューを見定める。そのためのスタンス、プロセスをとるべきかが具体的に書かれている。 ・とりあえず3C・4P分析から入ってしまう ・仮説をたてる前に情報収集から入ってしまう ・ストーリーを描けていないのにパワーポイント資料の作成に入ってしまう かじったことのあるツールありきで考えてしまっていた自分にとって、 ・イシューを見極め ・イシューを特定し ・イシューを分析し 最終的に質の高いアウトプットを出すための体系的な思考方法は目から鱗が落ちるようでした。 仕事は問題解決の連続。左から右に流すようにいつも同じような考えで問題解決に取り組んでしまうとやりがいのある仕事もつまらないものになってしまう。 本質を捉えた仕事ができるよう、何度も本書を読み返しながら、思考の型をつくっていきたいと思える深い良書、オススメです。 具体的に考えらえるようになるための参考記事はいくつかあったのでメモ 【具体的に考えるための5つの原則】 http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Watcher/20110804/363642/ 【メタ認知や抽象思考ができない人が心がけ実践すべき3つの事柄】 http://gitanez.seesaa.net/article/