昨年からスタッフになっている農園の合宿に参加 「家・より広い共同性・どう支え合っていくのか?」の暮らしの側面の課題を議論する中で、4月から住み始めている「いこっと」の話をする 建物をつくるハード面は、企業の協賛を得てつくることは可能であるが、問題は、障害者をうまくサポートする仕組みをどのようにつくっていくのかというソフト面だという話になる。 そもそも障害のある人にも健常者にとってもニーズはあるのか? 高齢化が進んだ時にどうするのか? ヘルパーをどのようにつけるのか? etc・・・ もし、いこっとにヘルパーさんが一緒に住むなら何か問題があるか?という質問があった・・・ 問題ないかもしれないけど、一緒に住んでいる健常者が住みにくくなるんじゃないかな。 生活の中で、少しだけでも他者を思いやったり、気にかけたりすることで、個人ではなく一つの共同体の中で生きていることを実感できるのがいこっとのよさだと思う。 ここらへんが、しっかりとサポートするヘルパーさんがいるとどう変わってしまうのだろうか? 過度のサポートは負担になるのかもしれないけど、生活の中で少しだけ相手のことを考える時間は自分にとってプラスになっている。 ソフトの部分は曖昧で言語化しにくい部分も多いから議論も難しい まあ、これはやってみないとわからない。 必要なのは問題点を出したり、理想を語ることではなくて、問題意識と理想をもって動き出すことなのだと思う。 ソフトの部分はすぐに整備されるわけではないし、長期的な視点をもって議論を重ねる中で一つ一つ積み重ねていけばいいと思う。いこっとでも最初はゼロからスタートし、ワークショップを重ねる中でソフトの部分はつくり上げてきた。必要な資源をかき集めながら、思考錯誤を繰り返す中で一つの形をつくり上げた。 ただ、長期的な視点をもって取り組む際に一番必要になってくるのは様々な資源を組織化できる人。強い思いをもって周りの人を巻き込むことができる人が必要。 義務的に働く人というよりは、暮らし方の問題に対して強い当事者意識をもって取り組める人 周りを巻き込み、引っ張っていく人がいれば、スキルをもった人や資金は後からでもついてくるのではないかと思う。 そして、一つの地域や個別のもので完結するモデルではなく、社会を変えていくモデルをつくっていく